出会い口説きALLOK

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大金を注ぎ込んだホストに裏切られたOLの復讐劇

ナンバー1にしたい、結婚したいために会社を辞めヘルス嬢に転身し大金を注ぎ込んだホストに裏切られたOLの復讐劇の行く末は。ツケの爆弾を落すようになると結局最後は自分に返ってくるようで・・・

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空前のホスト・ブームである。元・愛本店ナンバー1がタレントに転身し、同じく愛本店の現役人気ホスト・夕聖が雑誌にドラマに引っ張りだこだ。一昔前まで『裏仕事』の代名詞であったホスト稼業が、なぜココに来て市民権を得たのか。言わずもがな多くの女性客がイケメン連中にはまってるからだ。今や、仕事帰りのOLがホストクラブで酔いしれる姿も珍しくなくなった。
ここに、1人の女性がいる。藤田祐子(仮名)28才。ホストとの遊び代欲しさに、勤めていた会社をやめ、最終的に吉原の高級ソープで体を売るようになった典型的なホスト狂いだ。男にハマリ身を持ち崩す。よくある話なのかもしれない。が、彼女が後に壮絶な復讐を果たしたといえばどうだろう。大金を注ぎ込んだ男に裏切られた女の報復劇。その顛末を本人に語ってもらおう。

実は私、ホストほど嫌いな人種はありません。チャラチャラして、いかにも頭悪そうで、何より女からお金巻き上げるっていうのが許せない。最初は、彼女からの誘いも断ったぐらいでした。でも、同僚は手を合わせて言うのです。
「知り合いの先輩がそこでホストやってるから、どうしても行かなきゃなんないの。お願い、付き合って。最初は5千円で3時間飲み放題《指名を取るため料金》しかかからないから」そこまで頼まれたら、さすがに無下にはできません。私は渋々、OKしたのですが『V』に足を踏み入れた途端、目から鱗が落ちました。

照明を落としたオシャレな店内で、大勢のホストと女性客が、楽しそうにお酒を飲みながら大騒ぎしています。よもやこんな華やかな世界があるなんて。私の席には数人のホストが入れ代わり立ち代りやってきました。

「かわいい」「キレイだ」る営業トークとはわかっていても、もともと男っけのない私には、心地よく響きます。ただに自分に言い聞かせました。アレは商売だから・・・二度と行くまい…。
しかし、2週間後、会社でミスを押し付けられてヤケになった私は、またもや『V』の扉を開けてしまいます。本当のことを言えば、あのときの楽しさが頭から離れなかったのです。

むろん、2回目以降、正規の料金になることもよくわかってました。ホストの給料に基本給はほとんどなく指名客の使った金が本人の取り分。言い換えれば、指名を取らなければ、仕事にならないわけです。

ある意味、私のような「フリー」客が、争奪戦となるのも当然でしょう。しかし、私は決して、ホストを指名しませんでした。理由は一つ、「永久指名制度」です。大半のホストクラブでは、一度指名すると、ホストが店を辞めるまで指名替えできません。しかし3度目の来店で《涼》というホストを指名します。速水もこみち風の背の高いイケメンで、モロ好み。真剣に話を聞いてくれるのです。

以来、店に通うペースが週1回から2回と増えました。支払いも、50万円超。完全にハマったと言うのは言うまでもありません。涼から結婚を匂わせる話が出たのは、店に通いだして半年ほど経った頃です。夢のようですが、条件が一つ。このとき涼は店のナンバー3。『ナンバー1を獲ったら』と、言いました。彼をナンバー1に押し上げるのが私の務め…。
今思えば、なんとも勘違いな使命感が体を支配しました。現実的な問題は、金です。当時の私は派遣社員で、月の手取りが22万円程度。ボーナスはありません。度重なるホスト通いでアッという間に貯金は底をつき、すでに消費者金融4社から200万、親から100万、親戚やお祖母ちゃんからも100万と、合計400万円の借金を作っていました。冷静に考えれば限界を超えています。

しかし、私にストップはかけられませんでした。ナンバー1にしたい、結婚したい、そのために私が稼がないとと。会社を辞めヘルス嬢に転身していたのです。稼ぎは150万近くに.その大半を涼に注ぎ込んだのは言うまでもありません。
3カ月後、涼は見事『V』のナンバー1の座に就きました。ああ、これでカレと結婚できる。私が達成感を覚えたのと、時を同じくして、涼の態度が変わりました。マメにくれた電話やメールは激減し、話をしても結婚のヶの字も出ません。おかしい。なぜ?不安にかられ、仕事帰りの涼を尾行し、携帯をチェックしました。そんなことしたら彼に嫌われる。わかっていながらも、嫉妬に駆られた自分を止められません。
案の定でした。なんと、涼にはすでに半同棲状態の婚約者がおり、2人で新しく住む部屋を探していたのです。地獄の底に突き落とされる、とはこのことを言うのでしょう。が、私は自分でも驚くほど冷静でした。そこで舞台の幕は下がります。何が一番、涼を苦しめられるのか。私と同じ、いや、それ以上の地獄を味わわせるには?ホスト界では、女性客がツケを残して逃げることを【飛ばれる】といって最も恐れている。これを利用し、報復するのはどうでしょう。
『V』の場合、料金は飲食費と指名料にテーブルチャージが加算、さらに税金&サービス料として、使った金額の40%が上乗せされます。例えば、10万円の払いなら、14万円を請求されるわけです。もちろん、支払いはその場で現金で行うのが原則ですが、持ち合わせのないときはツケがきき、指名されたホスト本人がすべて回収することになります。

万が一、回収できない場合は、その全額がホスト自身の借金になり、さらに罰金として、ツケの半額を支払わねばなりません。例えば、私が500万円のツケを作り、そのままトンでしまったら、ツケ代の500万円に、罰金で合計750万円の支払い。涼の月収は300万だから、差引き450万円の借金が残ることになるのです。彼の顔から血の気が引くことは間違いありません。

でも本当にそんなことができるのか。涼には、勤務先はおろか、自宅も知られていません。携帯さえ替えてしまえば私の居所は掴めないでしょう。しかし…。
数日後、涼の店に足を運びました。当然ながら、相手は夢にも私が悪事に気づいてるなど夢に思ってもいません。いつものとおりドンペリだのルイ13世だのと、すすめられるまま高いボトルを注文し、帰り際、52万円の会計を渡されたところで、恐る恐る切り出しました。
「今日現金ないからつけといて」「えっ」
「心配しないで。ちゃんと月末にまとめて支払うから」「う、うん、わかった」
ツケにするのは初めてでしたが、これまでちゃんとお金を払ってきたせいか、涼も断り切れない様子。この瞬間、タガがハズレました。翌日も、そのまた翌日も、店を訪れては、「ツケで」の一言を発する私。アッという間にツケの総額は500万円に達しました。
「月末ちゃんと頼むよ」さすがに心配げな顔を浮かべる涼ですが、もう後戻りはできません。もともと悪いのは私をダマした彼。罪悪感は遠に吹き飛んでいました。そして月末、待ち望んだツケの回収日、私は携帯電話を買い替え、別の番号に変更。3日ほど時間のたつのを待ち、他人を装ってVへ電話をかけました。
「涼ちゃん、今日いる?」「あ〜、すいません。涼は一身上の都合で退店しました」
やった!復讐を達成した私は、身震いするような快感を覚えました。

これをきっかけに次々とツケの爆弾を落すようになります。新人は売り上げほしさに、売れてるホストは裏切られた経験がない自信から、すぐに300万ぐらいのツケをさせてくれます。爆弾を落とした後、近くビルから店の様子を窺うのが楽しくてたまりまん。当時、その店のダントツでナンバー1だった良樹を指名したのは、《報復遊び》に明け暮れて半年ほど経った頃です。
ところが、この良樹、他のホストたちとは全く違った接客をしてきました。

私の話を領いてジックリ聞いてくれる上、世間話オンリー。まったく営業営業してこなくゆっくり飲みながら、「今日はもう、飲み過ぎじゃない?会計も高くなっちゃうし」心地よい時間を過ごした私は、久しぶりに現金で料金を支払うと、翌日も、またその翌日も良樹に会いに行きました。

バカな女だと思うでしょう。あれだけヒドイ目に遭っておきながら、なぜまたハマるのかと。ミイラ取りがミイラになったと言われても、返すことばはありません。ただ、正直、ツケのバックレはかなり疲れます。もっと言えば、この遊びにも、そろそろ飽きていた頃。そんな心の隙間にストンと入ってきたのが良樹だったのです。
「私、あなたのことが好きなの。真剣に付き合いたいの」
通い始めて3カ月、私は良樹に告白しました。いい答は期待していませんでした。というか、いざとなればまた彼も逃げ出すだろうと覚悟の上です。ところが、良樹は言ったのです。「だったら、うちへ来たらいい」良樹は言います。
「自分のバーを持つのが夢で、ホストはその資金を作るため。あと数年で引退するから、それまで支えてくれないか」

これまた、今にして思えば、私をカモるための台詞以外の何物でもありません。が、すでに良樹にゾッコンの私に周囲は見えません。2人の生活費はすべて自分で負担し、ナンバー1が迫ってきた時にはお店に顔を出して売り上げに貢献しました。それが彼の夢の実現につながる。本気でそう思っていたのです。ただ今回も終わりはすぐにやってきました。

前回と同じ轍を踏まぬよう興信所に依頼、その結果が出ました。やはり、良樹は《妻子持ち》でした。私たちが同棲してる高級マンションも、店から無料で借りてる『寮』とのこと。店のナンバー1ともなれば、これぐらいの対応は当然だそうです。思えば、「仕事の付き合い」「バー経営の勉強」といって、外出・外泊がやたら多かつた良樹。たぶんこの間に家族と会っていたのでしょう。決めました。ツケの爆弾を、それも最大級の爆弾を落としてやるのです。

1カ月が過ぎ、ほとぼりが冷めた頃、私は再び『S』に出向き、良樹を指名しました。「ど、どうしたの?…すまん」ビックリして、彼の目が点になっています。「もう忘れたし、怒ってないから。これからホスト良樹を応援するファンに徹するよ!」その日から、連日のように店を訪れました。支払いはすべてキャッシュ。まずは彼を油断させければなりません。第二段階は、支払いをツケに変え、キッチリ月末に清算、信用をつけていきます。

4月、5月、6月と徐々に金額を上げ、7月には550万円のツケができるまでになりました。そして8月、私は決行します。ドンペリに始まリ、カミュ・ロイヤル(100万)、ロマネ・コンティ(200万)など、高級酒を入れまくった私のツケは、月末までに1500万円!この機を逃すわけにいきません。例によって携帯を買い替え、番号を変更。その夜、店の正面の喫茶店から様子を窺っていると、顔面蒼白の良樹が店長に胸倉を掴まれる姿が見えました。

それから2ヶ月が経った時。勤めから帰るとアパートの前にベンツが停まっていました。何かしら?不思議に思う間もなく、ヤクザとしか思えない男達が3人降りてきます。アイツ、知ってるよな?」

彼らが指差した先を見て、腰を抜かしそうになりました。良樹が下りてきたのです。見たこともない鬼の形相で脱んでいます。彼らに聞いた話では、ツケ額があまりに高いため、店長がヤクザに捜索を依頼、あらゆるネットワークを駆使して私を探し出したというのです。

倒れこんで泣き崩れた私は、そのまま車で『S』に連行。顔写真を取られた後、1800万円の借用書にサインさせられました。「ツケって1500じゃ…」「アホかお前!調査費かかってんだよ!」