出会い口説きALLOK

デキル男のためのライフスタイルマガジンです。裏モノJAPAN監修の出会いや口説きに体当たりで挑戦したブログです。

冬の恋愛・出会いを求めて日帰りスキーツアーへ

スキースノボー場の男女はゴーグルやウェアのおかげで実際よりも魅力的に見えるというゲレンデマジック。平地ではなかなかモテない人間もゲレンデでなら恋人ができちゃうのでは?というわけで、出会いパーティ業者の日帰りスキーツアーに行ってみた。

f:id:torivian:20191021080013p:plain

f:id:torivian:20191021080023p:plain

冬の恋愛キーワードにゲレンデマジックという言葉がある。スキー場の男女はゴーグルやウェアのおかげで実際よりも魅力的に見えるというアレだ。平地ではなかなかモテないオレもゲレンデでなら5割増しくらいのイケメンになって楽勝でカノジョができちゃうのでは?というわけで、出会いパーティ業者の『日帰りスキーツアー』に申し込むことにした。男女の参加者全員が同じバスでスキー場に行き、キャッキャと遊んでカップル成立を目論むイベントだ。

当日、朝8時半、新宿。集合場所の会場入り口には、参加者たちのスノボの板がずらっと並んでいた。経験者だらけなのか?ちょっと不安になった。オレはスノボはやったことないし、スキーも8年前に一度すべっただけ。そんなんでモテるのか?でもそんな不安はメンバーを見て吹っ飛んだ。男15人ほどに対し、女は25人以上もいるではないか。素晴らしすぎる。

簡単に挨拶がてらの「回転寿司タイム」を済ませ、いよいよバスで出発だ。スキー場まではバスで2時間。道中は男女が隣同士で座る決まりになっている。スタッフに指示された席に向かうと、隣の席には地味な女の子が座っていた。「よろしく」「あ、どうも」女は25人もいるのに、よりによってこんな子が隣とは。ま、勝負はゲレンデに着いてからだからいいけどね。

昼12時。スキー場に到着。バスから降りると、スタッフが説明を始めた。「今日はみなさんにはグループでの行動でお願いします」参加者の番号が順番に読み上げられ、オレはDグループになった。男はオレを含め4人、対して女は5人だ。
ルナシーの真也みたいなオッサンが、まとめ役っぽいことをやりはじめた。

f:id:torivian:20191021080059p:plain

「じゃあDグループ、今日、ウェアとかをレンタルする人とかいますか?」オレと、そばにいた小柄な女の子が手をあげた。レンタル組は2人だけだ。みなさん用意がいいですな。
「じゃあ、まずはセントウさんとコシノさんの2人のレンタルを済ませ、着替えてからゴハンにしましょう」貸し出されたウェアは、黒の無地という地味なものだったが、ゲレンデマジックには十分通用するだろう。

このスキー場は、スノボもスキーも同じゲレンデなので、どっちを選んでもみんなと離れる心配はない。オレはスキーを選んだ。未経験のスノボはさすがに心許ない。Dグループの女子は4人がスノボで、スキーは1人だけ。オレが狙いをつけたのは、同じレンタル仲間のコシノさん(スノボ)だ。

見た目がいちばん可愛い。年齢は27才くらいかな。一緒に滑って仲良くなろう。彼女がリフトに向かってるぞ。ちょっとちょっと!

しかし、もたもたしてるうち、コシノさんはスノボ男と一緒に先にリフトに乗ってしまった。しかたない、とりあえずリフトは他の子と乗ろう。スノボ3人組女子は女同士で仲良くなってるため、残ったスキーの女の子に声をかける。
「ねえねえ、リフトに一緒に乗ろうよ」「いいですよ」よっこらしょ。

f:id:torivian:20191021080120p:plain

「ぼく、スキー二回目なんだけど、大丈夫かな」「大丈夫ですよ」「一緒にすべってくれる?」「ええ、ぜひ」そんなにタイプじゃないけど、コシノさんはどっかに行っちゃったし、この子に集中するか。

予想通り、オレは転倒をくりかえした。ちょっと滑るだけで転んでしまう。ふと気付くと、一緒にいたはずの彼女はいなくなっていた。いったい何をしに来たのかわからないまま、一人きりで転がりながら、なんとか下まで到着した。さてどうしよう。もう一回、上へのぼろうか。

あ〜あ、もっと誰かが仕切ってくんないと、カップルになんかなれっこないぞ。再びリフトで上へ上がり、どたばたゲレンデをのたうち回っていたとき、真っ黒ウェアの子がおりてきた。あっ、コシノさんじゃないか。

「コシノさーん」手を振ると、彼女がこちらを振向いた。あれれ…、転んじゃってるし。「もぉヤダ〜」「はははっ。けっこう手こずってる感じですか?」彼女は苦笑いしながら起きあがった。

「私、4回目なんですよ」なんだ、オレと似たり寄ったりじゃないか。「ぼくはスキー2回目ですよ」「初心者同士ですね」こいつは好都合だ。もう今日はこのまま二人で、ドッタンバッタンやってよっと。とそのとき、上のほうから男の声が聞こえてきた。「おーい、大丈夫?」グループのスノボ兄ちゃんだ。

f:id:torivian:20191021080138p:plain

「コシノさん、転んじゃったの?」「はい…」「一緒について滑ろうか? 教えてあげるよ」「…あ、はい」ムカつく! 

ま、あいつも出会いのために来てるんだから、しょうがないけどさ。
3時半になった。スタッフからいったん集まるように言われていた時間だ。集合場所には、他のグループの連中もバラバラと戻ってきていた。

コシノさんの姿は、見当たらない。まさかスノボ兄ちゃんと抜け駆けしてないよな。キョロキョロしてると、背中から声をかけられた。

「どうですか? 滑れてますか?」あっ、バスで隣だった子だ。
「高橋さんだっけ」「はい、もしよかったらこれどうぞ」腕に巻くリフト券入れだ。

「ふたつ持ってるから、貸してあげる」「あ、ありがとう」

何だろうこの子、やけに優しいんだけど。そのまま一緒にリフトに乗ると、彼女はこんなことを言ってきた。

「向こうにスキー専用のゲレンデがあるんだけど行ってみない?そっちは初心者でも滑りやすいと思うから」
おいおい、誘われちゃったよ。オレに興味があるの? 誘われるまま専用コースに向かった。周りにパーティ参加者っぽい人間はぜんぜんいない。
「曲がるときはヒザに体重かけてみて」「こうかな」「そうそうそう上手」「よっしゃー」「自分が教えてうまくなってくれるって、私もうれしいなあ」

かわいいこと言うねぇ。コシノさんはやめて、この子にしよっかな。にしても女の子からこんなアプローチされるなんて、ゲレンデマジックって凄くない?そろそろ終了時間なので、最初のゲレンデに戻った。おや、あの黒いウェアはコシノさんじゃないか。ごめんよ、高橋さん、また後で!

f:id:torivian:20191021080232p:plain
「コシノさーん」彼女のほうに向かって急いで滑っていく。ほら、さっきよりだいぶんサマになってるだろ。うわ、うわ、こける!
「うわっ。やっぱ止まるのって難しいなあ」「ははははっ。仙頭さん、どこにいたんですか?」

彼女が大笑いしながら、こちらを向いた。

「ちょっと初心者コースのほうにね。最後、一緒に下りようか」「はい」いざ、二人でシュプールを描こうとスタートしたとこまでは良かったけど、共にドテンドテンとなかなか前へ進まない。

「コシノさん、大丈夫?」「はい、雪だらけですよ」「コシノさんも雪だるまみたいですよ」「もぉー」どうだろうこれ。カッコは良くないけど、お似合いのカップルっぽくないかな。夕方、バスに戻ると、スタッフから説明があった。

「お疲れさまでした。これからは自由時間です。花火がゲレンデであがりますので楽しんでください」
各自それぞれ誘い合って花火を見る趣向だ。高橋さんにするか、やっぱりコシノさんか。うーん、顔で選ぼう!
「コシノさん、花火一緒に見ない?」「あ、はい」そうこなくっちゃ。2人でゲレンデへ。雪の斜面がライトアップされロマンチックだ。まもなく花火が上がった。彼女は夜空をみあげ、目をキラキラさせている。横顔がめっちゃかわいい。このままキスしちゃいたいくらいだ。

ほどよい疲れと、一日を締めくくるロマンチックな花火。ここまでくればもうカップル成立は間違いないでしょう。帰りのバスは男同士で並んで座らされ、途中で最終投票カードの集計が。カップル発表があったのは東京に着いてからだ。

「男性●番、女性○番!」やった!「これはこれでネタになるのかな」
2人はバスを降りた。

「コシノさん、書いてくれてありがとう」「こちらこそ」「お茶でも飲んでいこうか」「んー、よかったらお茶じゃなくて飲みにいきませんか」

おいおい、飲みに誘われちゃったぞ。かなり食いつかれてるんじゃないの、これ。 居酒屋に入り、彼女はひたすらビールの杯を重ねながら、自分のことを喋りまくった。「私は彼氏いないのは、3カ月くらいですよ」
「前の彼氏はどんな人?」「パーティで知り合ったんです」

付き合ってすぐフラれたそうだ。遊ばれたんだね、それは。

「かわいそうだね」「でしょー。でも、これもネタになるかなって」

なるなる。でもあまりヨソでは話さないほうがいいよ。コシノさんはよく飲んだ。ビールの後は、まっこりをぐびぐびやっている。
「実は今日は、そんなに来る気じゃなかったんです。朝、自分で寝坊すればいいくらいに思ってたんですよ」「そんな。登録したのにお金がもったいないよ」
「うん、でもなんか臆病になるんですよね。面倒っていうか」

まあね、スキー場まで出向いて恋人作ろうなんて、かなり気合いが入ってないとムリだしね。気付けば終電どころか、深夜2時を過ぎていた。もうこれは抱いてくれってことでしょう。

「ねえ、ちょっと休んでいこうよ」「……うーん。そういうのはどうなんだろう」「どうって?」「まあ、これはこれでネタになるのかな」ネタネタって、あなたはお笑い芸人ですか? だとしたらそんなにウケるネタではないと思います。

「うん、これもネタだよ。さ、行こっか」彼女は黙ってついてきた。大成功!さて、めでたく恋人ができちゃったこのオレだが、問題がひとつある。抱いておきながら言うのもなんだけど、ゲレンデであれだけ可愛いく見えたコシノさん、東京に戻ってから魅力が70%ほど減っているのだ。ゲレンデマジックにまんまとやられたってことだろうか。