出会い口説きALLOK

デキル男のためのライフスタイルマガジンです。裏モノJAPAN監修の出会いや口説きに体当たりで挑戦したブログです。

結婚して10数年旦那とはセックスレスと勝手に彼女のストーリーを想像してしまう

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近所に住んでいるという夏目三久アナ似の美女が、この1週間に3回も俺に声をかけてきた。知り合いでもない彼女が、なんでこの俺に話しかけたのか? 
偶然にしてはちょっと多い頻度だし、美人に話しかけられるのは嬉しいが、どこか腑に落ちない。そもそも、こちらから女に声をかけることはしょっちゅうだが、逆に、若くもなく、イケメンでもない俺が声をかけられることなんて滅多にあることじゃない。しかもこんな美人に。 
よくよく考えてみると、俺もよく目当ての女性を待ち伏せして、偶然を装って声をかける手を使うことがある。ヨガのKEIKO先生のときもそうだった。 やっぱり俺を狙って、待ち伏せし、声をかけたんだろうか。いやいや、確かにあのスーパーやコンビニはよく行くが、決まった曜日や時間帯ってわけじゃない。待ち伏せするのは不可能だ。 
偶然じゃないのなら、ずっと俺を見張っているか、俺の行動を誰かが彼女に伝えているとしか考えられない。
(もちろん、伝えてるとすれば俺の嫁さんだ)やっぱり嫁さんが仕掛けた罠なのか?
いやいや、まさかなぁ。 
考えすぎなのかもしれないし、自意識過剰なのかもしれないが、気になって気になって仕方がない。それもこれも、彼女が美人だからだ。夏目さん、いったい何者なんだ。
このチャンスをしっかりつかみ取ろう
念のため、嫁さんにも軽く確認してみた。
「こないだスーパーに行ったとき、女の人に話しかけられたんやけど、誰なんかなぁ?」
「へー、どんな人なん?」
「40才くらいかなぁ。割と美人やったで」
「ふーん、うちの子の友達の親かなんかちゃうか?こっちが知らんでも、向こうが知ってることだってあるんやから気を付けてな」
反応を見ると、嫁さんはどうやら知らないようだ。芝居かもしれないが、長い間連れ添っている夫の勘を信じたい。 
やっぱり偶然だったのか? 
もしそうだとして、「奥さんと一緒じゃなかったら少しお話ししたい」って言うくらい俺に興味を持ってくれているんだとしたら、こんなラッキーなことは人生でそうそう起こることではない。そう。あまりにもおいしい話に戸惑ってばかりいずに、このチャンスをしっかりつかみ取ろう。ヤルノート入り、決定や!
とは言うものの、こちらから何かアプローチする方法があるわけではない。やっぱり偶然の出会いを期待して待つしかないのか?
いやいや、2回も声をかけられたあのスーパー。夏目さんもよく利用しているに違いない。嫁さんと行くとき以外にもちょこちょこ足を運び、偶然の再会の確率を上げようじゃないか。 
以降、仕事帰りや、週末に俺ひとりで用事もないのにスーパーに行ったり、近所を歩いているときもバッタリ出会わないかと周囲に注意を払うことにした。ご近所の目もあるし、嫁さんや子供に目撃されるリスクもあるので、大胆な行動はとれないが、再会しないことには始まらない。 

そうして10日ほど経ったが、夏目さんとはまったく会わなかった。こちらから会いたいと思い、行動を始めたとたんに会えなくなるのはどういうことだ。簡単に再会できると思ったのに…。 
会えないと想いは募るもので、夏目さんに会いたくて仕方がない。彼女の情報は何もないから、勝手に彼女のストーリーを想像してしまう。

〜結婚して10数年が経ち、旦那とはセックスレス。まだまだ女としての自分に自信があるのに、主婦をしていると出会いがあるわけじゃない。そんなとき、近所でよく見かける少し年上の男が気になった。お互い既婚者同士だし、ちょっと遊んでみたいなと思って声をかけてみた〜
こんなんやったら、ばっちりなんやけどなぁ。あぁ、会いたいなぁ。
「ふふふ、だって久しぶりやったから」 
そして、最後に夏目さんに声をかけられてから約2週間。ついに彼女と再会することができた。 
仕事帰りに駅から家に向かっている途中、彼女がいないかと前方に注意を払いながら歩いていると、背後から「こんばんは」と声をかけられた。振り返るとスーツ姿の夏目さんが微笑んでいる。あぁ、久しぶりに会えた。
「どうやら同じ電車だったみたいですね」夏目さん、仕事してるんや。スーツ姿だといっそう若く見えていい感じだ。周りの目を気にしながら、一緒に歩いて会話する。
「家はこっちの方向なんですか?」
「次の角を左です」 
そうか、俺とは方向違いだ。方向が分かれる交差点で少し立ち話する。
「ところで、なんで俺に声かけたんですか?」 
ちょっと野暮な質問かもしれないが、やっぱりそこが気になる。
「ふふふ、だって久しぶりやったから」
えっ、久しぶりって?
「河内さん、私のこと覚えてへんみたいやし」 
俺の名前も知ってるやん。えっ、えっ?誰?誰なんや?
「やっぱり、覚えてへんかぁ。ちょっと残念やなぁ」
うーん、まったく思い出せないぞ。
「メアドも交換してるから、あとでメールしますね。それで誰かわかると思うし。あっ、メアド消されてたらわからないかもしれないですね。じゃ、また」 
そう言って、夏目さんは角を左に曲がり、すたすたと去っていった。まったく自分のことを覚えていない俺に少し腹を立てているのかもしれない。 
彼女からのメールが早く来ないかと、スマホを握りしめながら家に向かった。メールを待つ間も彼女が誰かを必死になって思い出そうとしたが、やっぱりわからない。 
マンションに着く直前、メールが届いた。 
差出人の表示は『しるこ』。 
文面は『わかった?』とたった一言だった。 
正直、まだ誰かわからない。 
アドレスに『しるこ』という名前があったのは知っている。ただ、それが誰で、なんで『しるこ』なのかもずっとわからずに、消さずに残していた。実際に会った今でもまったく思い出せない。 
夏目さん=しるこ、いったい君と俺はどのように知り合って、どんな関係だったんだ。なんで、こんな美人のことが俺の記憶から消えているんだ。