出会い口説きALLOK

デキル男のためのライフスタイルマガジンです。裏モノJAPAN監修の出会いや口説きに体当たりで挑戦したブログです。

出会いがスムーズすぎ~保険の勧誘か!?

最初のメールで「ありがとう」。今度もまた「ありがとう」。何に感謝してるのやら。
ちょうど別の女性とのやりとりで忙しくて2日ほど返信ができずにいたところ、向こうから突然こんなメッセージが届いた。
〈まだお仕事だったの?大変ですね?1人で残業ですか?社長さんですか?もしかして?でも無理しないでガンバって下さいね〉
なぜメールを送らなければ仕事中なのか。なぜ「忙しい社長」なのか。俺は恐るべき敵を相手にしているのかもしれん。でもせっかく相手が思いこんでるんだから、この設定のまま話を進めてみよう。
〈代表ではないけど、役員には入ってるんですよ〉
〈すごいですねえ。私は保険の外交員をやってます。まだかけだしなんで大変です。毎日、朝礼からグッタリです。日々怒られっぱなしです〉
〈そうなんですか。僕は保険には入ってないんですよ〉
〈掛け捨てとかのにも入ってないの?ガン保険も今は絶対に必要だよ。入ってないのかな?〉雲行きが怪しくなってきた。
もしやこの女、引っかかったプリして、保険の勧誘をするつもりなのでは

それなら積極性の理由も説明がつくし。たいしたタマだ。だったらこちらはさらにそいっに引っかかった演技で、アポに持ち込んでやる。
〈それが入ってないんですよ。入らなきやとは思ってるんですけどね〉くあらまつ。じゃ〜まだまだ説明出来ないから、話す練習相手になってくれる?〉
〈どうせならど飯でも食べながらどうですか?どちらまで行けばいいんです?〉
〈私は埼玉だよ。夜遅くでかまいませんか?家は熊谷なので、そのあたりがいいです。田舎ですいません〉
さて、どう出てきやがる?

熊谷駅にスーツ姿の中年女性がやってきた。40才前後か。
「ゴメンね、こんな遠くまで」
「大丈夫ですよ」
生活臭が漂っているが、見た目はさほど悪くはない。ちょっと小縞麗な痩せたオバチャンって感じか。
「初めまして、イクョっていいます。よろしくね」
そういえばまだ名前も知らないんだった。おかしな出会いもあったものだ。お酒は苦手というので、彼女の車の助手席に乗り込み、近くのファミレスに向かう。
「なんで僕のメールに返信してくれたんですか」
「変なメールはいっぱい来るんだけど、知り合いかなと思って」
この言葉を真に受けてアホ認定するのは危険だ。保険勧誘のためにわざと隙多い女を演じているだけかもしれない。食い物を注文し、例の話をフシてみる。
「保険のお話はしなくてもいいんですか?」
「ああ、そうですね。すっかり忘れてました。なんか久しぶりに楽しくって」
あれ?おかしいな。裏読みし過ぎてたのか?むしろ保険うんぬんは俺と会うための口実
だったとか?
「あっ、じゃあ保険は今度でいいです。イクョさんともっとしゃべりたいんで」「そうですね」
聞けば彼女、バッイチで子供も2人いるシングルマザーらしい。今日は子供を親に預けて来てくれたのだとか。やっぱりこの人もネジが緩い系で正解か。ちょっと探ってみよう。「もしかして出会い会サイトとかで知り合った男性と会ったことあります?」
普通なら隠したいだろう過去を、彼女はあっさり口にした。「前に出会い系やグリーで知り合った人と付き合ったこともありますよ」
そういうタイプの人なのね。今日も出会い活動の一環みたいなものなんですね。じゃあ俺たちも乳繰り合いましょうよ。
ところが彼女がしきりに時計を気にし出した。時刻は夜10時半過ぎだ。

「遅いと母親に怒られちゃうの」
子供を置いて夜遊びは肩身が狭いそうで。ま、そりゃそうだ。今日のところは帰りますか。「本当はもう少し一緒にいたかったけど…」
帰り際、彼女が車の中でうるんだ瞳を向けてきた。思わずキスすると、舌を絡めてくる。もうここまででいいでしょう。