出会い口説きALLOK

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旅先での出会いは発展しやすい?ツアーコンダクターはやりまくれる説

バスガイドとも親密になれるし女性客とはお泊りするわけだから旅行代理店のツアー添乗員になればやりまくれるという説がある。旅先でのアバンチュールは起こりやすいのか実際にツアー添乗員に就職して体験してみました。

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旅行代理店には添乗という業務もあるにはあるのだが、それ専門の部署はなく基本は全員営業活動。添乗員になるのは、自分が営業で取ってきたツアーについていくときだけだそうだ。つまり、営業に成功しないうちは噂の真偽を確かめられないことになる。客と一緒にブラブラ旅行するのが仕事だと思っていた僕は、さっそく出鼻をくじかれる。来る日も来る日もパンフを持って銀行や企業を回り、社員旅行はどうでしょうとお勧めする生活だなんて。ああ、早く添乗員になりて~
今月になって初めての添乗機会が訪れた。社長の取ったツアーに、代打で出かけることになったのだ。バスに乗車。客は病院の団体だから看護婦さんなんかもいるわけで、ひょっとしたらってことも考えられる。こんないいツアーを人に任せるなんて。総勢50人が2泊3日で北海道を巡る慰安旅行。まずは飛行機で千歳空港に飛び、その後は現地の会社のお世話になる段取りだ。はたしていったいどこでおいしい思いとやらは降りかかってくれるのか。当日、バスで病院から空港へ。
「皆様のお世話をさせていただきます岡山です。何なりとお申しつけください」
軽くあいさつをして、客の顔ぶれをざっと眺める。若い女性の姿は3人。たぶん看護婦だろう。期待してますよ。しかし空港でも飛行機の中でも、とりあえず何事も起こる気配はない。

千歳空港に着くと、今度は観光バス会社専属のガイドさんの案内で一行は札幌市内へ向かう。
そうか、ガイドという線もあるな。この、化粧は濃いけどまだ若そうだし。なんてことを1番前の席に座って考えるも、交わす会話は今後のコース確認や時間配分ばかり。まあ、そうあせるなってこ
とか。
午後に札幌着。時計台、道庁、大通り公園等々、お決まりのコース巡りはガイドさんが案内してくれるので、僕は運転手さんと一緒にバスで待機だ。つまり、ここでもおいしい事件は起こらない。
バスは札幌から小樽へ。このまま何もないのかなと1人虚しさを感じる車中、運転席からこんな声が飛んできた。
「いい土産屋さんあるけど、寄る?」
予定コースには含まれていないが、すでに酒を飲み過ぎてトイレに行きたがっている客もいるので、臨時に土産屋で休憩を取ることに。ゾロゾロと降りる人に続いて、ついでに僕もトイレへ向かう。すると。
「こっちこつち」
運転手とガイドさんが手招きをする。わけもわからず付いていくと、土産屋の人間が現れて名刺を差し出してきた。

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「どうもお世話になります。で、何人ですか?」
「えっと、50人ですけど」
「そうですか。ではこちらへどうぞ」
言われるまま乗務員控え室なる部屋に。と、そこで茶封筒が渡される。当然のように受け取る運転手とガイド。習って僕もポケットにしまいこむ。中を覗くと6千円。「何ですか、これ」「知らないの。これ領収書いらないお金だよ」運転手の話によれば、このお金は土産物屋からのキックバックで、客が土産を買う買わないにかかわらず、連れてきた人数に即して支払われるものらしい。なるほど、いい土産屋とは運転手や添乗員への個別キックバック制を採っている店のことだったのだ。小樽から定山渓温泉への途中でも運転手さんの紹介でいい土産屋に立ち寄り、これで臨時収入は1万円強。これが添乗員のウマ味ってやつなのかな。初日は定山渓で一泊。会社に近いため運転手とガイドはいったん帰社し、僕はそれぞれの部屋に割り振って一段落したところで自室へ。とりあえず夜の宴会まではフリーだ。
横になって今日1日を思い起こす。添乗員がおいしいなんてデマじゃないか。ちょっとした小遣いも確かにありがたいが、おいしさとはバスガイドや女性客と親しくなってどうのこうのという意味。
その点、運転手や幹事としか会話していない今日は最悪と言つてもいいだろう。ガイドさんも帰つちやったし。
夜7時、宴会が始まった。最初に軽く挨拶をし、後はビールを注いで回る。芸者じゃあるまいし、なんでこんなことまでしなければならんのか。どうぞと勧められれば飲みもするけど、1人だけフロ
も入らず飲む酒が旨いわけない。早く引っ込むか。
が、酒のウマイマズイでコトは決められない。看護婦さんたちと仲良くなろうとなんとかビールを注ぎに行こうとする僕と、それを阻止するかのごとく看護婦さんを取り囲むおっさんたち。やはり50人中女性3人という状況ならこうなるか。部屋に戻るも惜しく、宴会も居心地悪くと、成す術なくロビーでタバコを吸っていると、看護婦の1人がロビーの公衆電話で電話しているのが見えた。
宴会場に戻ってまた出てくると、今度は1人でソファに座り込んでいる。春先の北海道、いくら暖房が効いているとはいえ浴衣姿でロビーをうろつくのは体に悪い。
「体冷えるから戻ったほうがいいよ」
優しい言葉でとりあえず接近。向こうも僕が添乗員だってことは知ってるから、逃げ出したりはしない。
「心配してもらわなくてもいいですから」
なかなかその場を離れようとしない彼女。どういうことだ。
「何かあったの」
「いえ、別に…」
「とりあえず戻ったほうがいいんじゃない。もし2次会に行かないなら電話してよ。話聞くから」
電話番号を書いた名刺をそっと手渡し、僕は宴会場に戻った。
9時過ぎに、外のクラブで行われる2次会へと酔っぱらいたちを送り出し、部屋に戻って日報を書き始める。と、電話が。会社かなと出たら、さっきの彼女だ。どうやら2次会には行かなかったらし
い。コンパニオン扱いされる宴会の雰囲気に耐えられないのだという。こうなればこっちのもん。さすがに客室に行くわけにはいかないからと理由を付けて、部屋まで来てもらうことになった。
やはり添乗員はおいしかった。
初日にして噂が本当だったことを確認した僕は、意気揚々と2日目の業務に入る。
2日目は、定山渓から洞爺湖、昭和新山を通って登別へ向かうコース。昼間は昨日と同じように運転手の勧める土産屋に寄り道しながら小遣いを稼ぎ、そして夜。僕としては昨日の彼女と再び密会したかったのだが、この日は運転手もガイドも会社に戻らず同じホテルに宿泊するとのことなので、一緒に飲みに行くことになった。
小遣い仲間3人組だ。
ここであらためて3人の関係を記載しておくと、運転手とガイドは同じ会社の顔なじみ。いつも同じペアではないにしろ、しばしば顔を会わせる間柄だ。そして僕は、今回のツアーで初めて顔を会わせた別会社の添乗員。今後二度と会うことはないと思われる。
こういう3人が一緒に飲みに行くとどうなるか。当然のように会話は僕を中心に回ることになる。
というよりも、運転手は50過ぎのおっさんだから、若いガイドと僕の2人で盛り上がるしかないのだ。
「彼氏いるの?」
「え-、いませんよ-。誰か紹介してくださいよ」
「M県でもいいの?」
「遠距離はダメですね-」
これは後々わかることだが、バスガイドというのは意外とキャピキャピした子が多く、しっかりしているようで実は子供っぽかったりする。彼女もまた、そんな1人だった。「なんでガイドになったの」「目立ちたかったからかなあ」「それじゃあ歌手になったらよかったのに。あ、歌下手なんだ」「ええ-下手じゃないですよお。カラオケします?」飲むほどに焼舌になるガイドさん。開放的になってるのは間違いない。しかもありがたいことに、翌日の運転を控えた運転手が先に部屋へ戻ってしまうではないか。旅先で2人きり。さらにアルコールが入れば、ごっっあんである。

2泊3日の北海道ツアーで、いきなりの2連発。これで当初の疑間は解消されたわけである。添乗員はやはりおいしいのだ。しかしこうなると、疑問が解けたから退職しましょうとは考えられない。おいしくなかったという結論ならすぐに辞めてもいいけど、この展開なら継続して甘い汁を吸わせてもらいたくなるのが人情というものだ。
結局僕は、今に至るまで務めてしまう。この1年間は、まるでこの仕事のうまみを確認する作業のようだった。いつまで経っても営業は上手くならなかったが、社長の代打で添乗することが多く、次
第にノウハウも蓄積されていく。
たとえばバスガイドを落とす方法。運転手とデキてるなって匂いのするとき(このパターンは多い)以外は、とにかくまず運転手と仲良くなることが先決だ。運転中でも休憩のときでも、ガイドではなく運転手に話しかける。こうして親しくなっておいて夜一緒に飲みに行く。彼女たちも客と出かけるわけにもいかない。ならば僕たちと行動を共にするしかない。そこで初めて口説きに入るのだ。
また、入社したてのガイドは1年目の夏ごろから日帰り旅行でデビューするのだが、ぎこちないのでドライバーからよく叱られる。
そこをすっとなぐさめてあげて電話番号の交換、というのも使える手だ。
女性客をターゲットにするなら、前述のロビー作戦が有効だ。「宴会中にロビーで1人電話女」というのは社員旅行なんかには必ずいるから、声をかけやすい。
特に土建屋の社員旅行など、たいがい男の社員ばっかりで、たまに受付の子が2人ほどいる程度。
しかもそういう団体は必ずコンパニオンを付けるから、ないがしろにされた彼女らが楽しいはずがない。ふてくされた結果が、友達への電話となるわけだ。逆に、意外だったのは女性だらけの団体がうまくいかないことだ。あるとき、女性のキーパンチャー20人ぐらいの団体に付いて長野に行ったことがあるのだが、1人きりになる子がおらず、どうにもしようがなかった。女同士の旅行には疎外される子が出にくいのかもしれない。
ご想像どおり、女子高生の修学旅行というのも楽しいものだった。これはこれで方法はある。僕が修学旅行に添乗したのは1度のみ。その様子を報告しよう。
その学校は、毎年ウチが修学旅行を世話している低偏差値の私立女子高校で、いつも6月に四国の松山へ繰り出す。総勢200人を越える大所帯だが、全クラスにガイドが付くし引率の先生も10人ほどいるので、添乗員は僕1人だけだ。
彼女らはバスの中でも「写真を撮ってくれ」だの「彼女はいるか」だのと、屈託なく話しかけてくる。しかし、本当に親密になれるのはやはり夜だった。
修学旅行において先生たちのいちばん大変な仕事というのは、夜の見回りである。女の先生は11時、年配の先生は12時、若い男の先生は3時まで、生徒が何かしでかしやしないかチェックしなきゃいけない。次の日になるともうクタクタ。そこで2日目の夜、僕は先生方に「見回りは僕がやりますから、先生方はお休みになってください」
女生徒の部屋を堂々と訪れる権利が手中にあれば、怖い物などない。僕がそのとき用いたのは、酒やタバコの匂いを残すとマズイから騒ぐなら僕の部屋に来なさいという、アホみたいな台詞だった。それでも高校生たちは喜んでやってくる。
さすがにその場で複数プレイとまではいかなかったが、連絡先を交換して後日ネンゴロになった子が2人いる。旅先での開放感に乗じてエロ話を交わせたのが吉と出た。
旅先でのアバンチュールは、男女を問わず誰しもが思い描くものだと思う。しかし後のことを考えれば顔見知りとは関係を持ち辛いし、アカの他人でもまた淵がある。その隙間にいる添乗員にウマ味が回ってくるのは当然だとも言えよう。