出会い口説きALLOK

デキル男のためのライフスタイルマガジンです。裏モノJAPAN監修の出会いや口説きに体当たりで挑戦したブログです。

相合い傘で恋は芽生える?傘に入りませんかとナンパしてみた

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相合い日傘である。
そもそも相合い傘というものは、ケーキ屋の軒下で雨止みを待つ女性に「良ければどうぞ」と傘を差し出すところから始まり、
「すみません、助かりました」
「ぃぇぃぇ」
「お礼に今度お茶でも」
「そんなそんな」
「でもこのままじや…」
「あ、じやあ機会があれば」
なんて会話があって、連絡先を交換した後に恋愛が始まるものと決まっているわけだ。
どれだけ猛暑がアナウンスされよ-つとも、わざわざ傘を手に外出する女性は少ない。にもかかわらず、恋の展開だけは同種のものを期待できる。

やらんわけにはいかないでしょう。というわけでさっそく大きめの日傘を購入し、真夏の銀座へと向かった。
銀座という町はお上品な女性が多い。彼女らはひ弱で体力がない。ちょっとした暑さですぐ倒れ込む。そのあたりの推理から選定した次第だ。
天気予報によれば、本日は最高気温35度を超える猛暑日とのこと。5人ぐらい死んでもおかしくない絶好の日傘ひよりだ。
午後2時、銀座の街に降り立った瞬間、毛穴から汗が噴き出てきた。日差しが痛い。男の俺ですら倒れそうだ。すかさず日傘を広げると、スッと温度が下がる。これは女性たちも入りたくなるだろう。

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おっと、いいのがいた。直射日光を浴びまくるスカート女子。
暑さでマイってるのか、歩みもゆったりだ。
後ろから近づき、頭上に傘をかざす。
「暑いっすね」
「え?」
「大丈夫?」

「フフッ。大丈夫です一」
チラリと傘を見て笑われ、そのままスルーされた。紳士の優しさに照れたか。
さあ、どんどん参りましょぅ。なるベくふらふら歩く女の子を探すのだ。
2人目、ゴー。
「暑いですね」
「え?」
「日かさ、良かったら入りませんか」
「あ、すみません、急いでるので」
「いや、直射日光に当たってると危ないですよ」
「ごめんなさい。本当に結構ですので。すみません|
続いて3 人目。
「暑いですね。良かったら入りませんか」
「ぁ、大丈夫です」
「お肌に悪いですょ」
「すみません、間に合ってますので」
何が間に合っているのだろぅ。
この人たちは熱中症になるつもりなのだろうか

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場所と作戦を変えてみよう。
まず場所は、池袋に変更だ。銀座の女は日傘率が髙いうえに警戒心も強ぃ。
そして作戦は、無言で差し出すパターンにする。傘で日陰をつくってあげたまま半歩後ろを一緒に歩き、相手が「あれ、やけに涼しいな?」と振り返ったところで笑顔を見せるのだ。

「暑いね、大丈夫?」と。
予想最高気温34度の日中、池袋で最も人通りの多いサンシャィン通りに到着。道のつくりがちようどよく、日陰の部分がほとんどない。ラッキーだ。
無言作戦は、これといつた反応のないまま5 人に無視された。せっかく陰をつくつてあげてるのに、彼女ら、気温の変化に気づかず振り返りもしないのだ。
暑さも限度を超えると体感を麻痺させてしまうのかもしれない。そして6 人目。俺よりも背の高いモデル体型女性の背後に貼り付いたとき、ようやく振り向いてくれた。顔は不信感まんまんだが。
「暑いね。大丈夫?」
「あ、はい」
「良かったら日傘入りませんか?」
「え?いやいや、ウフフ」
はっきりした拒絶はないので、そのまま相合い日傘で歩く。
「せっかく白い肌なのに、焼かないほうがいいよ」
「ぃぇぃぇ」
「ほら、こうして陰にしてあげるから」
「あ、ここ日陰ですよ」
いかん、いつのまにか日陰地帯に入ってた。
「うん、でも紫外線は日陰のほうが強いらしいし」
「へえ、そうなんですか」
「とにかく暑いから、その辺のクーラー効いた店でなんか冷たいものでも奢るよ」
「ちょっとだけなら」
なんとなく日のおかげではないような、ただのナンパのような気もするが、結果的にスタバに連れ出せたのでよしとしよう。
アイスコーヒーを飲みながら、まずは無駄話から。
「こんな暑い日に、日傘も持たずに危ないよ?」
「買ったことないですよ。東京って男の人も日かさ持つんですね」
彼女、群馬県の専門学校に通う学生さんで、エグザイルのコンサートのために出てきたらしい
「うん、まあ東京は関係なくて、俺が太陽に弱いだけなんだけどね」
「へぇ、珍しいですね」
まあ確かに珍しいけど、そうとでも言っておくしかない。太陽に弱い男ってなんかみっともないけど。
「にしても暑いね。体ベトベトだよ。どっかでシャワーでも浴び…」
いいところで彼女の携帯が鳴った。なんじやかんじやとしやべってる。

「すみません、友だち着いたみたいなんで…」
待ち合わせ中だったのかょ!確率は低いなりにも、きっかけとしては悪くないことがわかった。通常の「ねえねえ、どこ行くの?」ナンパより、よっぽど会話を始めやすい。このまま継続しよう。
次なる町は渋谷だ。本日も予想最高気温35度と申し分ない。
元々ダラダラ歩きの多い渋谷だが、今日はよりいっそうのダうけっぷりだ。ミニスカや短パンがのらりくらりと行き来している。片っ端から突進だ!

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…反応は散々だった。背後に不審な日傘男がいるとわかるや、どの子も足早に駆けだしてしまうのだ。
もうこうなれば明らかにへぱってる子だけを狙うしかない。
あと数メートル歩けばしゃがみこんでしまうような。
あの子は姿勢がいいしアウト
あの子は水分補給しながらだからアウト。あの子は…眉間にシワを寄せてるぞ。熱中症一歩前か!
近づいた瞬間、彼女は振り返った。
「。。」
「どうも、暑いね。歩ける?」
「え?歩けます」
「どこ行くの?」
「え-、帰るとこ」
「このまま直射日光に当たってると死ぬよ。ほらほら、日傘に入って」
「アハハ…大丈夫ですよ」
「ちょっと涼しいとこにでも行かない?軽く冷たいものでも飲もうよ」
誘う最中にクラッとめまいがした。連日の日傘作戦のせいで俺のほうがくたぱってる。
「しんどそうですね。大丈夫ですか」
同情されてしまった。

彼女、海外の化粧品メーカーが経営するエステで働いてるらしい。歳は教えてくれなかったがたぶん20代半ばだろう。
さて、時刻はまだ午後3 時。場所は喫茶店。ここからどう展開すれば、ゥマィ具合にコトは進むのか。やっぱお酒でしょうかな。
「まだ外暑いしさ、軽く酒でも飲みに行ってみない?」
「え一お酒はいらないかな」
「でも暑いしさ、涼しいとこ行きたくない?」
喫茶店内も寒いぐらいだけど、このままダラダラは時間の無駄

「う一ん、涼しいとこ…川」
は? 何を言い出すんだ。よりにもよって川はないだろうよ。
「川にしようよ。夏っぽいし」
ふ一ん、そういうことね。たぶんエステが忙しくてまだ夏らしい体験をしてないわけね。お水ちやぷちやぷして、線香花火やって、みたいな流れがほしいわけね。よっしや、付き合いましょう
地下鉄に揺られること15分。二子玉川駅に到着した。途中のコンビニで小さなタオルを買って、多摩川の河川敷へ向かう。
すでに日も傾きはじめ、暑さも和らいできた。反対岸にはバーベキューを楽しむグループが何組か見える。夏だなぁ。
「ぃぇ一ぃ 川一!」
なんでしようか、この人。ずいぶんなはしやぎようだ。
「ねえねえ、入る? 入る?」ヒールを脱いだ彼女は、パンツが見えそうなほどスカートを捲り上げ、川の中に入った。
「これできる? ピョンピョン飛ばすッ」
河原の石を拾つて水面へ投げている。あ、3 回跳ねた。なんだか青春みたいだ。
日暮れと同時にまた渋谷へ戻り、一緒に軽く飲んだあたりでし勝負は決まった。夏遊びの後のビールは効くんです。
なのに、なのに、なのに。ラブホに入ったとたん、彼女は崩れるように眠ってしまった。しばらく仮眠させてから起こしても、
「そういう気分じやないし」
その夜はこの夏いちぱん寝苦しい夜だった。