出会い口説きALLOK

デキル男のためのライフスタイルマガジンです。裏モノJAPAN監修の出会いや口説きに体当たりで挑戦したブログです。

芸人のフリをしてナンパする成功率の高さ

AKBメンバ—のフリをしてイイ思いをしている女子の話が載っていた。世の中には同じよぅなコトをしてるヤツもいるもんだ。
何を隠そぅ、オレも芸能人のフリをしてオイシイ思いを経験した。
31才、独身。友人からは猪八戒に激似と揶楡されるこのオレが、だ。

お笑いコンビペナルティのヒデがプロデュースした店がある。正直言って興味はなかったのだが、取引先の人間が行ってみたいとウルサイので、足1を運ぶことになった。
店内は非常に混んでおり8割ほどが女性客だ。値段も手ごろなので、学生っぽい客も結構多いようだ。
向かいの席に座った3人組の声が聞こえてくる。
「ココって、松っちゃんも来てるらしいよ」
「えすごい!じやあジュニアとか宮川も来るんだね」
そう言ってキョロキョロと周りを見回している。
どうやら吉本の先輩たちがテレビでこの店の話題を盛んにしているらしい。そんなん、来てたとしてもキミらの相手なんかしてくんないってば。
食事を終えて店を出るときレジのところで女子学生グループとすれ違った。
「若手芸人が打ちあげで使ったりするんだって」
「どんな感じなんだろうね。」

どいつもこいつも、頭にお花畑が広がっている。だが、オレは思いついてしまった。こいつらは名前も知らないよぅな若手芸人にすら興味を持っているのだ。ならば別に誰だって…。
オレの脳内には、壮大なひまわり畑が広がっていた。翌週、悪友とともにオレは再び出向いた。前回と同様、いかにも芸人目当てらしき女子グル—プがたくさんいる。
案内された席は一階のテーブル席。左右には2人組、3人組の女が座っている。注文したビールとユッケが来たころで、いよいよ作戦決行だ。
「あー疲れた!今日のライブ凄かったなあ?」
「ああ。天津さんなんてめちゃめちゃウケてたし」
大の大人が大きな声で話し始めたので、付近の客がこちらを向く。
「やっぱりFujiwaraさんがウケてくれたからいい空気になったよな」
「オレも緊張しないでやれたもん」
設定は、ライブ終わりの芸人2人による打ち上げだ。•
案の定周りの女子がヒソヒソ話をしている。

「芸人じゃない?」「誰だろうね?」

なんて言ってるのだろう。しばらく

「こないだ次長課長の河本さんと朝まで飲んだ」「ジャルジャルさんはモテる」だのと大きめの声で話し、隣の2 人組女が店を出たところで、後をつけた。

そのまま声をかける。
「このあとヒマ?飲みに行こうよ!」
「え?あ、どうする?」
二人は目を合わせて話し合っている。
普通に街で声をかけたところでこんな反応はこないだろう。やはり彼女たちから見ればオレたちは、ヒデさんの店で打ち上げをしているライブ帰りの若手芸人なのだ。河本や原西の後輩なのだ。
「いいですよ〜」
そのまま近くのバ—に入り、酒をおごる

「お二人って、芸人さんなんですよね?」
「さっきヒデさんの店で話してるの聞いちゃいました」
あんな大きな声で話してるのだから当然だ。
「漫オコンビですか? コンピ名は?」

この質問当然想定はしてある。
「オレたちはそれぞれピン芸人でさ、オレは西野貴文っていうんだ。売れてないから知らないと思うけど」
「へぇ、そうなんだ〜」
作戦は最終段階に入る。才レは鳴ってもいない携帯を取り出し耳にあてた。
「あ、はい、おはようございます。明日はしずるさんと一緒です」
まるでマネージャーかなんかからの電話を受けているかのようにすると、彼女たちもようやく心を開きはじめた。
店を出て二手に別れる。ラブホ街に入ったところで「今度芸人呼んで合コンやるから来てよ」と言うと、彼女は恥ずかしそうに頷き、そのまま:ホテルについてきた。
この後もときどき「秀久」を訪れては同じことを繰り返しているので'たぶん店員あたりは気づいているのではないか。ともかくヒデさん、ありがとう。