出会い口説きALLOK

デキル男のためのライフスタイルマガジンです。裏モノJAPAN監修の出会いや口説きに体当たりで挑戦したブログです。

ようやく結婚相手が見つかったと思ったら借金を抱えてることが判明

この連載はオレの恋愛ごとがテーマなのだが、恋愛なんてものは仕事が安定していてようやく考えられるもので、無職だとかフリーターではそんなことをしてる余裕などないだろう。
で、今月はちょっとそういうマズイ事態になりそうな可能性が出てきたことから報告しなければならない。
前回、大阪の実家に住みながら再就職先を探すと書いた。が、それがどうも上手く行きそうにないのだ。
コトのいきさつはこうだ。
8月末、実家に帰省して、現在ひとりぐらしの母親と対面した。上沼恵美子のお姉さんがどうしたこうしたという芸能情報を適当に聞き流したあとで、またいつもの質問が。
「あんた、まだ結婚相手はおらんのかいな」
 結婚か…。考える相手はいるっちゃいるけど、最近、借金問題が発覚したばかりだしな。伝えていいものかどうか。
「んーー、いるといえばいるんやけど」
「え、そうなん! どんな子なんよ?」
容姿やキャラクターなどを教えてやると、母親はずいぶん上機嫌にうなずいている。それもそうだろう、42才の息子にようやく春が来そうなのだから。
「それでな、その子の家庭にちょっと問題があるねん」
「え…」
「親が何千万も借金あるらしいねん」
「……」
絶句したまま、母親はしゃべらない。

「それでな先輩(担当サトウ氏のこと)に相談したんやけど、絶対やめとけって言うねんな」
「あー、そりゃその先輩はしっかりしてはるわ。優秀やわー」
「先輩はええから、自分はどう思うん?」
「私はなんも言えへんわー。あんた怖いから、なんか言うたら怒ってキレるからな。明言は避けるわ。あー、でもその先輩はちゃんとしてはるわー」
 それ、明言してるのと同じことだと思うのだが。やはり、親としては借金家族と縁を結ぶのはゴメンこうむるってことか。つづいて、会社を辞める話になり、この家に住ませてもらうと宣言したら、意外な返答が。
「そんなん、かなんで。あんたの部屋なんかないで」
「え」
「やめてや。自分で部屋探してそこに住み!」
 なんたることか。さきほどの借金話で機嫌を損ねたのだろうか。
「え、でもいつも帰省したとき寝る部屋があるやん」

「あかんあかん。住まれるのは絶対かなん!」
親子だというのにこの拒み方はなんだ! 借金額を教えないオグ親といい、ウチといい、どこも狂ってるんだよ!
仕方なく、大阪で部屋を借りようと不動産屋を回ったのだが、ここで大問題が。
オレの年齢のせいもあるのだろうが、保証会社だけではなく、三親等以内の保証人を用意しろと言うのだ。
大阪での新たな勤務先が決まっているならまだしも、当面この先は職がなく、しかも42才で、独身。あまりに信用がなさすぎなので、保証会社だけではダメだというわけだ。
困った。母親は年金暮らしで支給額が低すぎるため適正なし。父親は無職で入院中なので同じ。ちゃらんぽらんなアニキは引き受けてくれるとは思えない。
つまり部屋を借りられない! 住むところもなく、どうやって職探しすればいいのだ。 本格的に困ったことになった。今の会社にはもう戻れない。新しい会社も探せない。ということは行き着く先は……無職!
こうなりゃ東京に残ったまま、大阪の再就職先を探すしかないではないか。そんなことやってられるのか?そもそも新幹線でオヤジを見舞うのが面倒で不経済だから、大阪行きを決めたはずだったのに!
 こんな状況下の9月、オグがオレを部屋に招いて、餃子を作ってくれることになった。苦悩だらけで気が乗らないとはいえ、せっかくのありがたい申し出を拒むわけにはいかない。
手際よく作られた餃子を食べ終え、普通のカップルならいざベッドインのところだろうが、EDのオレはそのままぼんやりテーブル前に座りつづける。ああ、これからオレはどうなるんだろう。オグが口を開いた。
「この前のことなんですけど…」
「ん?」「借金の話…」
「ああ、はいはい、借金ね」
ここで暗い話をかぶせてくるか。でも今の2人のテーマといえばこれしかないわけで。
「もしよければ、一回、私の両親に会ってみますか?」
 え? 親に会うだと? 会ってどうなるというんだ。
「そのへんの話をしてみたらどうかと思うんですけど」
「んーーー」
 話すったって、娘にすら詳しく語らないくせに、こんな男がぽっと現れても隠し通すに決まってるだろう。それになにより、婚約の挨拶と勘違いされたら引き返せなくなるじゃないか。
「そんなんじゃないって言っておきますから、とりあえず会うだけはどうですか?」
 会うだけなら、まあいいのか。オレとしても、借金生活のレベルは知っておきたいところだし。さすがに金額は聞けないにせよ、家の様子や身なりを見れば、どんな貧窮ぶりかはわかるだろう。
「わかった。じゃあ会うだけで」
そう答えた瞬間、なにかとんでもない一歩を踏み出したような、ゾワッとした感覚に包まれた。大丈夫なのか。