出会い口説きALLOK

デキル男のためのライフスタイルマガジンです。裏モノJAPAN監修の出会いや口説きに体当たりで挑戦したブログです。

ホステスだけで稼げずやめたくても辞められない風俗の女に恋

f:id:torivian:20190828193106p:plain
M子さんを、デリヘルのアフターに誘うことに成功した。キタの街を彼女と腕を組みながら歩く。正直、メッチャうれしいー
モデルばりのスタイルに綺麗な顔、いやでも彼女は目立つ。横を歩いていると、すれ違う街ゆく男たちのがM子さんに投けかけられるのがよくわかる。俺もいつもこんな感じで女を見てるんやろなと思うと少し恥ずかしくなるほどだ。
同時に、腕を組んでいる俺に対して「ええなぁ」「なんでこんなヤツが」という男たちのうらやましそうな顔を向けられるのも、なんか気持ちいい。
今日は、M子さんとのデー卜、楽しむぞ!
意外にもオタッキーな女性
「なんか辛いものが食べたいな」という彼女とエスニック料理店に入る。ビールで今日2回目の乾杯だ。
「ありがとう、今日はご飯まで誘ってくれて」
いやいや、それはこっちのセリフです。酒が入っているからか、M子さんの黒くて大きな瞳が少し潤んで見える。ほんまに結麗な女やなぁ。いきなり彼女が聞いてきた。
「河内さん、子供いたよね」
「うん、いるよ。ふたり」
「いいなぁ。子供、欲しいなぁ」
「まだまだ若いんやか一はよ結婚して、作ったらいいやん」
「結婚なんて、まだまだできそうにないわ。あんなことしてるうちは」
M子さんの表情が少し険しくなった。
あんなことって、デリヘルの仕事のことか?最初から、話が暗く、重たい方にいきそうなので、趣味や仕事がない時の過ごし方といった差し障りのない話題に変えよう。
意外なことに、M子さんは時間がある
時はほとんど自宅でゴロゴロ、ビデオやゲーム、ネットで過ごしているややオタッキーな女性であることがわかった。こんな椅麗な女が家で龍っているなんてもったいない話だ。外に出て、男たちの目を楽しませてくれないと。そして、M子さん、どうやら独り暮らしの様子。ということは、あのベンツの男とは同居していないということで、ちょっと安心した。
楽しく飲み食いして、お腹がいっぱいになったので、エスニック料理店を出て、2軒目に誘う。
「うん、私も、もう少し飲みたい」
よしよし。まだ彼女と二人で過ごせるぞ。落ち着いて話ができる大人な雰囲気のバーに連れていった。酒が大好きで、かなり強いと思われるM子さん、俺よりハイペースでカクテルを空けていく。口もどんどん滑らかになっていき、こちらから聞き出そうとした
わけではないのに、彼女の身の上話になった。

専門学校を中退した後、彼女は京都の祇園で2年、キタ新地で3年、ホステスを経験した。この美貌だ。人気ホステスだったことは間違いないだろう。
「調子に乗ってたんかな」
絶好調の彼女に「金の心配はせんでいいから、店を出さへんか」とベンチャー企業の社長がパトロンを買って出たらしい。新地に自分の店を出すことになったが、オープン直前にパトロン社長の事業がコケてしまう。梯子をはずされた格好になったM子さんは、結果として、かなりの金額の借金を背負うことになってしまった。契約などの条件がどうだったかはわからないが、もしかしたら、この社長にいいように甘い汁を吸われていただけなのかもしれない。
「働けへん?って誘ってもらったお店もあったけど、店、出すの失敗してすぐに雇われに戻るのもイヤでね..」
それで風俗の仕事を紹介してもらったのだそうだ。今、銀座や新地の元ホステスを売りにしている風俗があるが、どうやら、不景気でホステスで稼げなくなった彼女たちを風俗に紹介するブローカーがいるようだ。
「収入を考えたら、福原(ソープ)がよかったんやけど、どうしても最後までするっていうのがイヤで、今の仕事に決めてん」
「M子さんは今の仕事を始めてどれくらいになるの?」
しまったぁ!言った瞬間に気がついた。「M子」は動画サイトの源氏名。デリヘルでは「H子」なのだ。これじゃ、俺が動画サイトのM子さんを知っていると言ったのと同じだ。ヤバい。最悪や!あまりにもうかつすぎるやないか、俺は。
「……河内さん、もしかしてネットのビデオ見たの?」
あかん、バレてしもた正直に答えるしかないか。
「うん、見たよ」
「それやったら、そう言ってよ。恥すかしいやん」
彼女の表情には不信や怒りはまったく感じられない。なんでや?
「いまでも何人か、いたはってん。見たことあるっていうお客さんが。あれ、私、最後までヤっちやってるし。ネットってどこで誰が見てるかわかれへんから、やっぱり出なきゃよかったって後悔してんねん」
どうしても短期で金が必要で、しかたなく出演したらしい。しばらく話しているうちに、少し悲しそうな顔をしてM子さんがポッリと言った。
「もう、こんな生活、イヤやねん。」
デリヘルの仕事が辛いらしい。
「河内さんみたいな優しいお客さんばっかりじゃないし。どうしても生理的にムリっていう人のを口でしたりするのは、申し訳ないけど気持ちが悪くなっちゃって」
そりゃ、M子さん、この仕事に向いてないでしよ。風俗嬢してるコは、ほぼ100%お金が目当てなんだろうが、「エッチが大好き」とかどんな男とでも平気っていうのがないと続けらへんちやう?
「だから、風俗の仕事は減らして、新地でもバイトでホステスを始めてるんやけど、どうしてもお金のこと考えたら辞めることはでけへんねん」
あといくら借金が残っているというのか。そんなに辛いのなら、親や知人に助けてもらうことはできないのか。いっそのこと自己破産しちゃうっていう手もあるんじゃないか。そんなことを彼女に聞いた方がよかったのかもしれないが、止めた。
知り合って問もない俺が、事情もよくわからないのにいろいろ質問するのは失礼かもしれないし、聞いても俺が力になれるわけではないだろう。
いや、正直に言うと違う。そんな面倒くさい話に関わりたくないだけだ。俺は近所で見かけた動画サイトの美女とヤリたいだけなのだ。それ以外の関わりは避けたい。それが本音だ。
「ゴメンなさいね。なんか暗い話ばっかりして・・・ゴメンなさい」
だいぶM子さんのろれっが回らなくなってきている。そりゃそうだ。今日一日でかなりの量の酒を飲んでいる。バーを出てタクシーを拾った。かなり酔っている彼女を誘えばエッチできたかもしれない。でも、そんな気にならなかった。
俺もだいぶ酔っていたからかもしれない。すでに1回ヌイてしまっていたからかもしれない。でも、一番の理由は、今のM子さんとヤっても楽しい、興奮すると思えなかったからだ。
タクシーの中で俺にもたれかかるM子さんの手を握りながら、酔っ払っている俺の頭の中ではいろんなことがグルグルと回っていた。借金をしながらも住めている高そうなタワーマンション、ベンツの男、やめたくても辞められない風俗の仕事……。俺の中で、ヤバいストーリーが勝手に展開していく。
タクシーが彼女のマンションの前についた。
「へえ、結構ご近所なんやね」としらじらしく話す俺に、M子さんは「今日はほんとにありがとう」とハグして、タクシーから降りた。
ドアが閉まる前に、彼女ばもう一度俺に話しかけた。
「ほんとにありがとう。カオリです。名前カオリです…・・・」
歩いても帰れる距離をタクシーで移動しながら、俺が彼女にできることはないんだろうかと考えていた。