出会い口説きALLOK

デキル男のためのライフスタイルマガジンです。裏モノJAPAN監修の出会いや口説きに体当たりで挑戦したブログです。

お子さんが4人全員父親が違う壮絶な人生

今回の舞台は千葉県千葉市だ。現在大改装中の千葉駅を降り立つと、そこにはまだ90年代の風景が残っていた。
襟足の長いギャル男がルーズソックスを履いた女子高生とダベっているそばで、くわえタバコで堂々と歩くサラリーマン。どれも都心では見られなくなった光景だ。その時代錯誤感を象徴するように、千葉市内にはテレクラが2カ所もある。地方都市で2店舗もテレクラが営業してるエリアなど珍しい。鳴りが期待できる。
たしかに、千葉のテレクラはコールの鳴りがよかった。だが、ワリキリを含めたアポ目的の女性はほとんどおらず、ようやく感触のよさげな女とつながったのは、入店から3時間後の20時をまわったころだった。
「あの〜ワリキリなんだけどね、それなら会ってもいいんだけど」
30代半ばらしき声の女性だ。
「大丈夫ですよ、いま千葉駅の近くですか?」
「ううん、幕張のほうからかけてるの」
幕張は千葉駅から電車で15分ほどの場所だ。
「そちらまで伺うということでしょうか?」
「ううん。そっちまで行くから大丈夫。でも千葉駅の近くで待ち合わせはダメ」
「いま千葉駅の近くにいるんですけど」
「職場がそのへんなのよ。だから、少し離れたところにさせて」
「大丈夫ですよ。希望の場所ってありますか?」
「たしかね、そこからひと駅の西千葉にホテルがあったと思うの。いつも電車で見るところがあってさ」
 いかにもあやふやな言いっぷりだが、いつも使ってるホテルであることは間違いないだろう。ユミさんと名乗る彼女は現在30才で2人の子供を持つシングルマザー。子供は高校&中学生なのでいまから家を出てもまったく問題ないという。
「お子さんにはどう言って家を出てくるんですか?」
「別になにも言わないでふらっと出てくだけだよ」
他人の家庭なのでとやかくは言わないが、息子たちはこんな時間に家を出ていく母親を見て、まさかエンコーに出かけるとはつゆにも思ってないだろう。

「じゃあ、ついたら電話するから」
電話番号を交換し、互いに西千葉駅に向かうことに。提示された額はノーマルプレイでホテル代別1万5千円だ。西千葉駅は目の前に大学があるだけあり、若い学生の姿が目立つ。だが、ファーストフード店と中華屋、不動産屋がチラホラあるだけの寂れっぷりだ。駅前のコンビニで待つこと5分。ユミさんから電話がかかってきた。
「いま駅なんだけど〜、どこに行けばいい?」
「出て左のコンビニにいますよ」
ブチッと一方的に電話を切られてしまった。服装は聞けてないけど、これだけ閑散としていれば彼女のことはすぐにわかるだろう。駅のほうからロングスカートを履いたチェックシャツの茶髪女が近づいてきた。かなり明るめの色だ。あれでビンゴだな。
「あっ!わっかい!わっかいねえ!ホントに29才なの?」大声でやってきたのは、大家
族モノ番組のお母さんのような風貌の女性だった。明るすぎる髪とボロボロのヴィトンのバッグが、いかにも「最初の子供は16才のときに産みました」と口にしそうだ。顔は畠山鈴香に似てるかな。
「おにいさん、テレクラけっこうかけるの?」
「月に1回くらいですかね」
「正直だね! 普通はみんな『あんまりかけない』とか『すっごく久々にかけた』って言うもんなんだよ?」
「はあ、そうですか」
「てかイケメンだよね? 年下だからわかんないけど、どこ中?」
「え? 中学校ですか?」
「市内だよね?」
同じ学区という前提で物事を聞いてくるあたり、さすがヤンキーである。
「いや、東京のほうから来ました」
「でもさ、前に千葉駅でスカウトしたことなかった? 見たことあんだよね、お兄さん」
「いや、ないですね」
「うっそ! いたよね?」
ついぞ勘違いが直らないままホテルに到着した。部屋に入ると、ユミさんはスマホを取り出してLINEを打ち始めた。
「彼氏さんですか?」
「ううん、彼氏…みたいな人」
「付き合ってはないんですね」
「そう。すっごくイケメンなの」
「へえ、ジャニーズ系とか?」
「見る?」
差し出されたスマホの画面には、EXILEのTAKAHIRO似のイケメンとユミさんが仲良くピースするプリクラが映っていた。
「ホントにイケメンですね。でも彼氏さんじゃないんですね」
「うん。セフレ…みたいなもんかな?私が仕事終わったあとに会ってホテル行ってるの」彼女の仕事は工場のライン作業。それをメインに、接客の仕事も掛け持ちしているという。
「シングルマザーですもんね。大変ですよね」
「でも気合でなんとかしてきたからもう慣れてるけどね」
「お子さんももう大きいですもんね」
「うん、上の2人はね」
 あれ、下にもまだいるのか。
「別れた旦那が2人いるんだけど、そこに小3と小1がいる」
別れたダンナが2人? なんだかこんがらがってきたぞ。
「じゃあ全部でお子さんが4人いると?」
「そうそう。全員父親が違うんだけどね」
ここから彼女の壮絶な人生を聞かされるハメに。
「最初に子ども生んだのが15才のとき。そんときの彼氏はバイク事故で死んだから結婚してないの」
ふむ、なるほど。
「チームに入ってて。それでショック受けてた私を慰めてくれた同じチームの先輩がいて、子供ができたんだけどさ」
はい、これが二番目の子供だな。
「その人とも結婚してないんだよ。たぶん遊ばれてたんだよね」
未成年で子供を二人、それも父親(にはなってない)が別。千葉ではよくあることなのだろうか。さらに下の子供2人というのは、ちゃんと結婚してもうけたわけだが、それぞれダンナが別で、ともに離婚をしているそうだ。
「あの、変なこと聞きますけど。いまお子さんは荒れてたりしないんですか?」
「ううん。ぜんぜん。私がやんちゃしてたからさ、アイツらはホントに真面目に育ったんだよね。たぶん、私の背中を見ていろいろ学んできたんじゃないかな」
元ヤンの台詞というのは、どうしてこうもヤンチャだった自分を美化してしまうものなのだろう。
「ワリキリをするようになったのは前の旦那さんと別れてからですか」
「2年くらい前。それからけっこう会ってるよ。あ、先にお金くださーい」
黙って1万5千円を差し出す。
「ありがとね。前さ、ヤったあとに気持ちよくなかったから金返せって言うクソ男がいてさ。すっげぇモメたことあんだよ。まあ勝ったけどね」
ユミさんが男の車の番号を控え「家と職場まで押しかける」
と怒鳴り散らしたのが勝因だそうだ。シャワーからあがったユミさんは、ベッドに向かい照明を真っ暗に落とした。
「そうそう。おにいさん、聞き忘れたんだけどさ」
「はい」
「いっつもセックスするときはなに使ってんの?」
「え? 道具ですか? 別になにも」
「ううん、そっちじゃなくて」
「はい?」
「ていうかタバコ吸わないんだっけ? 葉っぱは?」
「いや、どっちもやらないですよ」
ナチュラルにドラッグの話をしてくるあたり、この人の「前提」はやはり色々とおかしいぞ。
「ウソ? なんもやらないの?…あるんだけど」
「え、なにがですか」
「え? てかさ、ほんっとにやらないの? 私、ないと感じないよ?」
「えっと、なにか持ってきたんですか?」
「うん。エス」
さらっと凄い言葉が出てきた。エスってシャブのことだろうに。ユミさんがバッグをガサゴソあさり始める。ヤバイぞこれは…。
「てか、ほんとにやったことないの?ウソだよね?」
ちょっとあなた、どういう常識で生きてるんすか。シャブ未経験をウソ扱いするなんて。
「どうやって手に入れたんですか?」
「ぜんぶ前の旦那、ってか元彼?」「すみません、ほんとに勘弁してください。勘弁してもらっていいですか?」
ひたすら「勘弁」を繰り返すと、彼女は不機嫌になりながらブツをしまいこんでごろんと横になった。こちらの動揺がおさまらない中、ユミさんが胸に巻いていたバスタオルを外した。黒ずんだ500円玉大の乳輪が現れる。まあ4人も産んでたら仕方ないか。フェラが始めまが、気持ちよさはない。亀頭を咥えてなんの工夫もなく上下に動かすだけだ。これじゃカネを払わないとゴネた男がいるのも納得だ。いつものように7割勃ちのチンコを入れようとすると、彼女が尋ねてきた。

「ねえ早漏? 早漏のほうがいいんだけど」
「いや、遅いほうだと思いますけど」
「マジ? 早くイけるようにがんばって」
キメセクができなくなったとわかった途端、ユミさんは明らかにセックスへの興味を失っている。無表情のまま天井を見つめる彼女。そんなダッチワイフのような顔を見ながら、4人の赤ちゃんが通過したガバマンの中でピストンを繰り返す。逆境のなか、15分ほどのピストン運動でなんとか射精に至ることができた。着替えをしながら、ユミさん
がポツリとつぶやいた。
「私さ、言ってなかったけど自分の余命わかってるの」
「え?」
「去年発覚したんだけど、病院に行ったらもう手遅れって言われてさ。あと5年しか生きられないんだよね」
「病気っていうのは?」
「呼吸器官が弱ってく病気。手術のすべもなくってさ。子どもたちにもちゃんと説明したんだけどさ、あいつらすっごいキモ座ってるから落ち着いて聞いてくれたよ」
 ひとり語りは止まらない。
「その分、すっげぇ濃い人生送ってきたからさ。たぶん15才で子ども生んだのもさ、男が死んだのもさ、離婚もさ、こういう運命を神様がわかってたからなんだよね」
まるで尾崎豊でも流れてきそうなトーンでしゃべるユミさんだが、内容が陳腐なうえ、なんといってもシャブにハマってる人なんだから手放しで感動できないよ。
「ありがとう。こんなババアに付き合ってくれてさ。お兄さん、イケメンだよ」