出会い口説きALLOK

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ほとんど詐欺・中年男性をハメる世にも恐ろしい結婚相談所の実態

女が行き遅れの中年男性をハメる結婚詐欺。結婚というエサをぶら下げれば、男をダマす世にも恐ろしい結婚相談所の実態を、明らかにしよう。f:id:torivian:20190817090022p:plain


結婚詐欺。といえば、色男が女をダマし金を引っ張るのが、よくある構図だろう。が、最近では、逆のケースも珍しくない。そう、女が行き遅れの中年男性をハメるパターンだ。ここに1人の女がいる、田中亜美(仮名)。

この4月まで、都内の結婚相談所「A」で《サクラ》として働いていた、矢田亜希子に似た24才である。相談所の指示で、結婚を望む男性会員と見合いをし、相手の歓心を誘いつつ、高額な宝石を買わせる悪質手口。《結婚》というエサをぶら下げれば、男は造作なくダマされるという。
世にも恐ろしい結婚相談所の実態を、彼女の体験から明らかにしよう。

私がAで働くようになったのは半年前、出会い系サイトで知り合った男の人に、携帯番号を教えたら、すぐに電話がかかってきたのがきっかけですね。
「キミ、結婚相談所のサクラやってみる気ない?悪くても月100万にはなるかな」
怪しいな、とは思ったんですよ。でも私、単なるフリーターで、超貧乏で。お金になるならまあいつか、みたいな。事務所は池袋にありました。やけに汚いマンションで、部屋に入ったらタレントのヒロシみたいな男の人が出てきて。そう、カレが出会い系で知り合った人。そこの社長だったんですよ。ちなみにカレ、本名もヒロシ。思わず笑っちゃいました。とりあえず、その日は「体験入社」だから、仕事の様子を見ててくれということでした。事務所には10くらい女性がいたでしょうか。若い女の子が7,8人に、オバさんが2人。若い子はやたらと出入が激しくて、オバさんたちはじゃんじゃん電話をかけてました。
「…では、詳しいシステムを説明しますので、一度ご来社下さい」
そしたら、来るんですよ。アキバ系とか、太った人とか、ハゲの人とか。で、彼らをポラロイドで撮りながら、ヒロシが言うんです。
「当社の場合、まずは女性会員に貴方の写真を見てもらうんですよ。もし1人もお相手候補が現れなかった場合、入会そのものをお断りさせていただきますので」
やけに厳しいことを言うなと思ったんですけど、その日も《相手が見つかった》という40才ぐらいのサエないオジサンが事務所に来てました。本当にこんなオジサンに相手が見つかったのかって、不思議に思いながら、私はヒロシの説明を聞いてました。
「実を申しますと、女性の希望者が現れなくても、救済措置はあるんですよ。ただその場合は、単なる会員様ということになり、莫大な費用が必要になるんですね。しかし、貴方様は審査に合格し、女性から指名を受けた《ダイヤ会員》様です。数少ないダイヤ会員様は、ご結婚が決定されるまで、すべて無料でお世話させていただきます」
ウサンくさいでしよ。でも、ここですごいことが起きた。奥の部屋からハセキョーみたいなすごい美人が出てきたんですよ。

「私が指名させていただきました」
彼女の一言に、おかしいぐらいオジサンが舞い上がっちゃったところで、ヒロシがまた一言。

「ただし、ダイヤ会員様になるには、一つだけ条件があるんです。本気で結婚を望まれるお気持ち、即ちヒヤカシではない証として、彼女のため、自分のためにも、ぜひダイヤモンドの指輪をご購入頂きたいんですね」
値段は100万です。100万ですよ!普通は、さすがに断るでしよ。なのにオジサン、結局、契約書にサインして、彼女と手をつないで外に出て行っちゃったんですね。案の定、私の仕事は、ハセキョーと同じで、ダイヤを買った男の人とデートすることでした。固定給はないけど、買った金額の30%がバックされる、と。
私が働き始めたのは、その日からです。結婚相談所「A」では、まず、名簿屋から独身男性のリストを購入し女性の写真付きプロフィールが載った案内書を郵送、添付のアンケートを返送した人間に営業電話をかけていた。

「もちろん、女性に指名されなきゃ入会できないなんてウソです。」

行き遅れの男性は想像以上にアセっている。もしこの機会を逃したら…。その思いが判子を押させてしまうことは想像に難くない。「ダイヤを買うのは系列のジュエリーショップで、3千円もしないニセモノです。あとは、サクラの女の子がデートをして、クーリングオフ期間が過ぎたら、逃げてしまえばいいと。

これで支払い義務だけが残りますよね」当然、男性客は会社に乗り込んでくるが、そこはヒロシがうちは出会いを提供するだけで、当人同士のトラブルには責任を負えませんと突っぱねる。
「基本的に気の弱い男の人たちだから、大半はそれで引き下がりますね。万が一、訴えられても、きちんと女性を紹介をしているから、最終的に不起訴になっちゃうんだって」

ちなみにこの『A』、都内3,4カ所に事務所を持っていたらしい。かなり大掛かりな詐欺集団と見て間違いない。デートは.1期・2期って分かれてて、一期は3週間で4回会うって決まりでした。私が初めて「担当」になったのは恭太さんという人です。メガネで色白で、歳は30くらいな。正直、キモかったです。
まず、ダイヤを買ってくれた日は、お茶かゴハンに行くんですよ。彼の場合は典型的なオタクだったから、ゲームの話ばっかり。事務所に戻るまでの2時間ががやたら長く感じました。翌日からは、毎日ひたすら電話とメールです。
《私、恭太のことが好きになっちゃったみたい》
《早く亜美に会いたいよ》
《私も恭太のこと考えてる》
恋愛ムード全開でマメに連絡しろというのが会社の指示でした。もちろん、携帯は支給品ですけど。
2回目のデートは、10日間のクーリングオフ期間を過ぎた後。今度はお茶じゃなくて、お酒です。
「亜美さんといると幸せだよ。海の見える式場がいいよれ」恭太さんは完全にハマってましたれ。でも、私は私で、必ず言わなくちゃいけないことがあるんです。

「ジュエリーデザイナー目指してて。いま勉強中なんだ」で、「作品を見てほしい」って、ヒロシの経営するジュエリーショップに連れて行き、200万のペア・リングをおねだりします。もちろん、昨日の今日だから、相手も簡単に首を縦に振るわけがない。でも、ここから先は先輩たちの役目です。

3,4人の店員が、彼を奥の狭〜いスペースに連れて行って、代わる代わる説得するんですね。

「確かに200万は高いわよ、でも、3年ローンを組んだとしなさい。1日あたりに計算したらいくらだと思う?数百円よ。ね、たかが知れてるでしよ?」

こういうの、日割りトークって言うんです。知ってました?
「何に使ったかわかんないその数百円で、この子に想いに応えられるなら、安いものじゃない。どこに迷う必要があるわけ?」
結局、恭太さんは1時間くらいでオチましたれ。この後は、3回目のデート。お互いペア・リング付けて、お台場に遊びに行きました。でも恭太さん、何もしてこない。さすがに悪いかなって、私から手をつないだら、じっとり汗ばんでましたれ。で、夕方、事務所に戻ったら、ヒロシから《歩合》のお金を初めて渡されたんです。封筒の中には、50枚の1万円札が入ってました。
100万のダイヤのみならず、さらに200万円のダイヤをいくらユルい相手とはいえ、さほど簡単にダマせるものなのか。
「私も最初はそう思いました。でも、相手はもう具体的に結婚生活を描いてる。実際やってみたら、気の毒なくらい簡単です。恭太さんですか?もうお金は出せないっていうんで、捨てちゃいました。もちろん、住所なんか一切、教えてませんよ。もしかしたら、いまだに私を探してるかもしれませんね」誰でもビックリしますよ。高橋さんも大慌てで事務所に駆け込んで来ましたよ。でも、コレがわな。幹部クラスの女の人が優しく出迎えて、泣きながら語るんです。

「亜美はホントに高橋さんを愛してましたよ。そのペア・リングだって、貴方と付けたいから、必死でデザインしたの。だからこそ、こんな病気になって、貴方に会う勇気がないって言ってるの。嫌われるんじゃないかって。ねえ、高橋さん、それでも亜美を愛してくれる?」
「当たりまえじゃないか!早く彼女に会わせてくれ。どこに入院してるんだ?」
「わかったわ。亜美と結婚してあげて。彼女の力になってあげて」
で、登場するのが、300万円の結婚指輪です。
「これを持って、亜美に会いに行ってあげて欲しいの。彼女、高橋さんと結婚することを夢見てたんだから。きっと病気も良くなるわ」
高橋さんはあっさり契約書にサインしました。完全に感覚が麻陣してたんでしょうね。ちなみに私、その様子を隠しカメラを通じて、隣の部屋からモニターしてました。罪悪感なんて、まったくありませんでしたよ。私もまた麻樺してたんでしようね。

この後も、今までと同じ電話とメールで繋ぎ止めるだけです。向こうは会いたがりますけど、「弱ってる私を見られたくない。元気になってあなたに会いたい」って言えば、我慢するしかない。で、またクーリングオフの期間が過ぎちゃうと。それからは、1日に2,3人の男とデートするようになりました。2時間刻みで、相手を変えるなんてこともザラでしたね。月収は200万ぐらいだったでしょうか。高級ブランドの服を買ったり、駅前にマンションを借りたり。毎日の食事も1万円以上かけてました。けど、悪いことって続かないんですよね。

今年3月の始め、デパートでショッピングしてたら、突然、知らないオジサンに呼び止められたんです。

「大事な話があるんだ。警察沙汰にされたくなかったら、誠意ある話し合いをしよう」探偵でした。2期まで行った27歳の男の人が、おかしいと思って依頼したみたいなんですね。