出会い口説きALLOK

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危ない男には危ない女を!史上最悪のストーカーを撃退した話

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ここ数年、ストー力ーによる殺傷事件が頻発している。中でも多いのが、若い女性が元彼に刺し殺されるケースだ。新聞で目にするたび、もしかして私がこうなってたかも、と背筋か寒くなる。

というのも実は私、インターネツトで知り合った男からー年以上執ようなストーキングに遭っていたのだ。
初心者丸出しでアングラチャットへ

登録していたパーティコンパニオンの会社でパソコンをいじったのがきっかけだ。チャットにハマり、すぐにネットの虜になってしまった。当時の私は、短大生であると同時に、もうひとつのバイト先である北新地のクラブで知り合った10以上年上の実業家と不倫に陥り、愛人生活の真っ最中。高級マンションに住み、お金がほしいと言えば出してもらえる賛沢な暮らしを満喫していた。

けど、金銭感覚がまともじゃなくなってるから、学校の友人とは話が合わず、かといって水商売の仲間ともソリが合わない。おまけにパトロンにはこちらから連絡できない。孤独な毎日で、ネットに頼る以外、心を埋める方法がなかったのだ。インターネットが凄いのは、24時間いつでもパソコンの向こうに話し相手がいること。深夜どんなに遅く帰ってもネットにつなければ必ず誰かが「お疲れ」と声をかけてくれる。

ただ、「オッハー」「今日も仕事がんばろう」なんて仲良しごっこが面白かったのは最初だけで、すぐに物足りなくなった。そこで、次に私がハマったのが、アングラと呼ばれるチャンネルだ。ハッキングをはじめとした悪事全般に思想論、他人への中傷など危ないネタで盛り上がっており、これが読んでるだけで相当、面白い。

しかし、そんなところに集まるのは、もともとオタクばかりだ。加え、ただでさえ女性ユーザーが少ない場所だかり、まさにピラニア池に生肉を投げ込んだ状態。

「キミって面白いから僕がホームページを作ってあげる」

「オレがハックしてきたアカウントあげるから好きに使ってよ」

なんていいながら男たちがうじゃうじゃ寄ってきた。断るのは失礼じゃないかと申し出を受けると、相手は自分に好意があるからOKしたと思い込むから困りもの。

結果、「忙しいからチャットの相手ができない」とでも言おうものなら

「オレはこの女に編された」といきり立ち、こぞってストーカー野郎に変身してしまうのだ。
自分の名前を語られ迷惑メールを送られる

男に勝手に作ってもらったホームページが一人歩きし、いつの間にかネットアイドルと呼ばれるようになると、ますますストーキングされることが多くなった。まず最初はネットストークの基本、掲示板での嫌がらせが始まる。不特定多数のユーザーが見る場所に私を中傷するような文章を書き込んでくるのだ。
それも、レイプする“殺す“なんて法的NGワートは使わず、私の顔に無修正画像を貼り付けたコラージュをアップしたり、名前で卑わいなことや、

「寂しいから電話してね。090・・」

と個人情報をまき散らす。きっと何も知らずに読んだユーザーの中には、私のことを露出狂か商売女と思った人たちもいるに違いない。が、掲示板ならまだマシで、やっかいなのは、私の名前で第三者を攻撃するメールを送られたことだ。誤解を解くのは並大抵の苦労じゃなかった。さらには、パソコンゲームに個人情報を抜き出すプログラムを組み込んでプレゼントしてくる輩や中には使用済みのコンドームを送りつけてきたバ力、家に押しかけてきた連中も5、6人いた。

けど、いま思えばそれでも可愛い方だったのだ。史上最悪のストーカー・タカシマ(仮名、30代半ば)に比べれば。

自己紹介から数週間でチャットセックスへ

当時、私にはネットで知り合った彼がいた。距離が離れていたので、毎日のデートはチャット。月に1、2度どちらかの家に行って過ごす。パトロンがいる身の上だかり、そのぐらいのつきあいがちょうどよかった。何が原因だったのかいまとなっては思い出せないが、その彼となんとなくウマクいかなくなり、おまけにネット仲間とケン力していたときにたまたま出会ったのがタ力シマである。

彼には女の子に振られて個人情報をバラまいたなと悪いウワサもあったが、味方がほしくてつい力ードが緩んだ。家が裕福で働く必要がないらしく、ネットに常駐し、私が「HとKがムカツくこといった」なんて愚痴れば

「Hはガキだから相手にするなよ。Kには俺から話しておいてやるから」

と、親身に話を聞いてくれる。しかもネット歴10年以上と威張ってるだけあって話題の豊富さはピカイチ。

「面白いページ見つけたから見てごらんよ」

「このソフト便利だからダウンロートした方がいい」

「あ、そういえば彼氏とうまくいってんの。てんこって、セックスは好き?」

アングラネタにちょこっとからめて巧みに下ネタを振ってくる。気がつけばいつの間にか私はー日の大半を彼とのチャットに費やし、画像交換を手始めに、住所から電話番号、勤め先までを教えていた。この辺を説明するのは難しいが、ネットは文字だけでやり取りするぶん、かなり深いとこまで語りあってしまう。

例えば、私は10代のころから摂食障害といっ病気を患っていたが、そんなプライバシーもパソコンを通すとすんなり相談できたりする。私はこの人がストーキングするようになるかもしれないなどと思う間もなく、知り合って数週間後には“チャットセックス“をするまでになっていた。

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急激に沸騰するが、冷めるのも早いのがネット恋愛の宿命。いいときは長く続かない。「典子のためなら死んでもいい」

「お前の白い尻に俺のチンポを突っ込んでやる」

そんなことを言いながらペニスを勃起させた全裸画像を送りつけてきたときも、まだ余裕があった。しかし、私がちょっとでも誰かについて批判めいたことを言おうものなら、

「俺が消してやる。住所教えろ」などとロ走り、誰彼かまわずケンカを吹っ掛けるようになってからは、さすがに戸惑いを覚えた。元々「クソ食らえ」が口癖の人ではあったが、いくらなんでも行きすぎだろう。正直、恐怖を感じた。が、それを見越したように彼は盛んに会いたいと言い出し始める。

「彼にバレそうだから」「顔見るだけ」そんな押し問答をしながらも、東京に住む彼が、まさか大阪までは来ないだろうと高をくくっていた。が、それは甘かった。

いつもは絶対ネットにいる午後11時のテレホタイム(夜11時ー朝8時までのNTTが低額接続サービスを行っている時間帯)になっても出てこない。変だなあと思っていると、本人からケータイが

「いま、マンションの近くに来てるんだ。出て来てくれ」「え」

「典子のマンションだよ」もうアタマは真っ白、パニック状態だ。

「いきなり来られても困るよ」と断っても、「せっかく来たんだし、顔を見せて」と引かない。ー時間半粘られ、根負けしてしまった。すでに画像を見ていたせいか、コンビ二の前でタバコを吸ってた彼を見ても違和感はない。ただ、暗そうな人だなあというのが第一印象だ。

疲れたから部屋に入れて欲しいとゴネる彼をひとまず居酒屋に連れ込むが、午前3時に店が閉まると行き場がない。さすがにその時間に追い返すのは可愛そうになり部屋へ上げた。この辺が私のダメなとこで、どうしてもと頼まれると断り切れない。もしかして、それがストー力ーに狙われる原因かもしれないのだが、あんなに嫌だと思ってたのに、その日のうちに工ッチしてしまった。

正直、セックスの相性は抜群で、しばし恋人もどきの蜜月を過ごす。
が、彼は1日たっても2日たっても帰らない。お陰で仕事はできないし、パトロンから連絡が来ても断らざるをえない状況だ。さらに

「典子のキャラは強烈だから、アイドル風にすれば絶対、人気者になるよ」と言われ、それもいいかとホームページを作ってもらったら、これがシャレにならない。だってタイトルからして「オナペット典子のホームページ」だ。セックス時のあえぎ声をファイルにして登録したり、盗撮したヘア丸出しの全裸写真を載せたりの完壁変態路線。いくらアクスス数が死ぬほどあっても、うれしくもなんともないっての。

「いい加減、帰ってよ」マジ切れ寸前で追い出すまで、タカシマはなんと2週間も居座ったのである。

彼のストーキングが始まったのは、それからだ。異常なまでに私に執着し、監視してくるようになった。
私も彼も愛用しているチャット用のソフトには、ネット上で使っ名前やアドレスから特定の人を追いかける機能がある。例えばこれに、tenkoと入力すると、私がプログラムを起動させてから、どのチャンネルへ行ったのか、逐一行動をチェックすることができるのだ。

彼は私かネットに入るとチャイムが鳴るように設定し、他の人とチャットしてる間中、「男としゃべってるだろ」「お前、その男が好きなのか」

なんてメッセージを送ってきた。

そして少しでも返事が遅れると「無視しやがってー」の連打だ。

「死ね」「最低だ」「てめえいっぺん死ねよ」「しんじまえ」「んじゃあばよ」「最後に大事な話があるんだ」「聞いてくれる」「これだけ」「3分」「たのむ」こんなのが延々続き、「お前は勝手だ」「憎んでやる」とくる。

不毛な会話が嫌でネットに出ないでいると、すぐに「これから大阪行くぞ」と脅しの電話をかけた上で、実際にやって来てはあれこれせめ立てる。そのうち私は病んできた。昼から酒を飲み、まともに眠れず精神科に通い出す。タカシマの罵倒に感情を抑えきれず、「ゲス野郎ーお前なんか死ね」と携帯に怒鳴りながら壁を蹴って隣人に110番通報されたり、睡眠薬を100錠飲んで2日くらい意識不明になったのもこのころだ。どん底の日々だった。
被害者にしかわからないストー力ーの恐怖

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ストーカーとか言ってるけど、単なる男と女の痴話喧嘩じゃねえのか。そう思ってる人もいるかもしれない。当時のチャット仲間も同じで、アトバイスを求めても「無視すれば」とか「警察に相談しな」といわれるだけ。もっともタ力シマが単に恐かっただけかもしれないが。けど、無視できないから困るのだ。

ネットに出なければ電話、電話も無視すれば直接会いに来て、ドアを開けないと大声で怒鳴る。私のケース同様、ストーカーの加害者は元の交際相手であることがほとんど。どこまでが喧嘩の範時で、どこかりストーキングなのかは恐怖を感じる本人にしか線引きできないのかもしれない。

「無視しないのは本気で嫌がってないからじゃないの」

そう言う人もいた。確かにほとぼりが冷めたころ、タカシマに

「悪かった。やり直そう」と言われ応じたこともあるのだから、甘い部分があったのは否めない。しかし邪険に対応して、もしナイフでも持ってマンションに来られたら…。アタマのどこかでそう考えてるのも事実なのだ。実際に住所も知られているのだかり、かなり現実的なこととして考えていた。そんなときに精神的な支えになってくれたのが、力ズオ(仮名)だった。タカシマとも知り合いのチャット仲間で、3人で討論したこともある。三角関係になればますます泥沼にハマるのはわかっていたが、相談を持ちかけている間に気持ちがどんどん傾いていってしまった。

常に私のネット活動を監視していたタ力シマは、すぐに2人の関係に気つき、激しく攻撃をしかけてきた。

「あいつだけはやめろって」「私の勝手でしょ」

「オレかがば誰とつきあってもいいから、お願いだからあいつはやめてくれ」

話し合いがつかないとわかるや、カズオのことをホームページやチヤツトで罵倒し、私にも執勘につきまとう。私がカズオとチャットしていると不安になるのか電話をかける回数が増え、雷話に出ないとすぐ、大阪にやってくるようになった。

「交通費で30万もかかってんだよ」そうタ力シマが愚痴るのを聞いて、私はある計画を思いついた。もっともっと彼にお金を使わせ、物理的にストーキングできないようにするのだ。い<らボンボンでも、毎月30万以上の金が続くはずがない。案の定、力ズオと毎日ツーショツトチャットし、電話がきても「他の人と話してるから」と断っていると、タカシマは3日を明けず大阪に通い始めた。たぶん、交通費だけで30万は飛んでいったろう。それでも私が能度を変えないでいると、やっと意味がないと悟ったのか、実生活でのストーキングがなくなった。
「凄い人がいるんだよね」女の興味を引いて近づける
あと一息。彼の関心を私以外のモノに向けさせればストーク自体を止めるはずそんなとき、テレビでやっていたストーカー対処法を思い出した。ある探偵事務所で行っていた、女性工作員に男性ストー力ーを誘惑させ、被害者である依頼人を救うというやり方だ。元々ストーカータイプの男性は、モテない場合が多く、その意味ではタ力シマも例外ではない。

それなりの女をあてがってやれば、必ず誘いに乗ってくるはず。といって、普通の女の子じゃ、彼に好意はもたないだろう。私のような、マニアなタイプじゃないと。

「あ、Y子なんかいいかも」

彼女は、以前、私にストーキングをしかけてきた男の彼女と名乗り、

「よくも私の男を編したわね」と怒鳴り込んできたコだ。危ない話が大好きで、しかも尻が軽い。この2人ならピッタリはまりそうな予感がした。そこで口実を作ってY子をチャツトに呼び出し、毎日、彼女が好きそう窒異話をしてやった。そして世間話の合間にさりげなくタカシマのことを持ち出して「こんな凄い人がいるのよ」と、ことあるごとにインプット。

ミーハーなY子は「うわー、タ力シマさんとお話してみたい」と、すぐに興味を示した。それを今忙しいらしいからちょっと待って、と焦らしたのが効いたようだ。紹介すると、Y子は猛然とアタックし始め、タカシマも満更でもなさそうな様子。けど、ここでまともに「Y子ってイイコでしょ」と、やるのは逆効果。

「あのブスなんとかしてよ。もしかして、私よりY子が大切なの」と、嫉妬したフリをして優越感をもたせてやる。

「典子がそんな態度だと、Y子の方に行くよ、俺」→「え、あんな女と私を比べるつもり」(どうぞご勝手に)

「あいつは俺の話をちゃんと聞いてくれるしな」→「私が聞いてないとでも言うの」(あんたの話が死ぬほどつまんないんだよ)心の中で毒づきながら、必死に嫉妬する女を演じるとついに「俺、Y子とつきあうよ」というありがたいお言葉を頂戴した。

口まで出かかった(ハイハイ、さようなら)という言葉を飲み込み、「わかった。今までありがとう」と名残惜しそうにお別れし、ジ・エントを迎えた。

★やれやれやっと片ついたかとタバコをくわえ、考える。このー年はなんだったんだろう。ムダな日々いや、パソコンの技術を身につけるためのスパルタ教育だったんだと思うか。