おしっこを止めて
ゆるまん克服のために随意筋を鍛えることにしたのはいいけえど、いったいどうトレーニングすればいいんでしょう。水泳やジョギングなんかじゃないだろうしなあ。困った私は編集さんに相談してみました。するとこんな答が。
「おしっこを途中で止めるってのはどう?うん、そうしよう。止めよう止めよう」
おしっこを途中で止める、おしっこを途中で……。この人は何を言っているんでしょうか。
「女だって小便は一気に出るもんなんだろ、ドバーッと」
「ええ、出ますよ」「それをだな、途中で止めるんだよ」「はあ」
「ピッピッピッと小出しにするの、わかる?」「ええ、わかりますが」
特にこれといった目的もなく途中でおしっこを止めた経験、まったくないわけじやありません。お尻にクッと力を入れるアレですよね。
「そう、それそれ。でもそのときはまたすぐにドバッて出したんでしょ。そうじゃないの、ピッピッピとリズミカルに止めるわけ」
小出しにすれば、腹筋、尻筋(?)が鍛錬され、必然的にアソコの筋肉にも力がつくと編集さんはおつしやいます。そんなものなのでしょうか?
おしっこ止めに挑む前に、私の排尿状況を紹介しておきます。おしっこに行く回数は比較的少ないほうで、だいたい1日に4回。朝、昼、夜、そして寝る前ぐらいです。弱量はよくわからないけれど、多くも少なくもないと思います。ビールを飲むとトイレが近くなるとか、そういうことはありません。あ、それから、一度アナルセックスをしたときに、バイ菌が入ったのか、尿道炎になったことがあります。すぐ完治しましたけど。「ま、普通なんじゃないの?」「ですよね」
「じやあ、これからおしっこするときは必ず途中で止めるように。ちゃんとビデオも撮っとけよ」「…はい」
ビデオを持ち込んでおしつこすることにしてみました。ジャー。「うっー」ピタリ。ちゃんと止まります。そこからまたチョロチョロ出して、「うっー」ピタリ。やっぱり止まります。ただ、気合いを入れてから止まるまでに、先よりも少し時間がかかっているのがわかる。自分の体なのに、なんだかおかしな感覚。たぶん止められるんだろうけど、尿を垂れ流す快感に勝てないっていうか・・。
うっーなんだか最後のほうは、力も上手く伝わりません、なし崩し的にすっからかんになってしまいまた。やっぱり尿というのは体に不要な老廃物だから、外に出すのが人問の自然な営みなのでしょう。こんなことして、体に悪くないのかな。
おしっこを読けて3週。なんとか、このレベルにまで到達することかできました。見てください。どうです、すごくないですか。ストップ問隔が2秒くらいしかないんですよーホントに、ピッピッピッてリズムを刻んでるんですから。
コツは、背筋を伸ばすような意識で力を入れること。後はやっぱり、継続は力なりってことかなあ。慣れです、慣れ。ただ、座った体勢で締めるのと、寝た体勢で締めるのとでは、使う筋肉が何か違うような気がするんです。座ったときは、お尻の穴をキュッとすぽめるような感覚だけど、寝たときは「膣そのもの」を締めてるのが自分でもわかるし。「でも、座って締められるようにはなったんだろ」
座位なら、軽々イカせられるかもー自信がついちゃいました。
でも膣圧下がってる……。
なぜか膣圧が下降。プライベートの遊び過ぎが原因か