出会い口説きALLOK

デキル男のためのライフスタイルマガジンです。裏モノJAPAN監修の出会いや口説きに体当たりで挑戦したブログです。

お見合いパーティーから一人で出てくる女性はナンパ出来るのでは

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俺はナンパが好きでタマらないのに、成功率はダルビッシュの防御率にさえ及ばない。路上で丸半日を費やしてもポウズだらけだ。
理由はわかっている。身長185センチの威圧感バリバリな巨体、貧しいトークカ。それらのハンデが、S極とN極の反発現象のようにオンナどもを遠ざけているのだ。
しかし、ついにヒラメいてしまった。こんな俺でも十分な成果を叩き出せる(はずの)、画期的な作戦を。
キーワードは「お見合いパーティ(以下、お見パ)」だ。
婚活という、どこかマヌケた言葉がすっかり定着した昨今、お見パは、出会いを求める男女でいっぱいだ。だが当然、みながみなカップルになれるわけではない。当てがはずれ、ひとり寂しく家路につく女たちも結構いる。
想像してくれたまえ。出会いには飢えているのに、期待満々でお見パにやってきたのに、無惨にもパートナーを見つけ損なった女たちの心理を。
そこに優しく愛の手を差し伸べる男が現われたらどうなるか。どうなるか?どうなるか?
はい、もちろんそうなりますよね!

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お見パの運営会社は都内に複数あるものの、平日はどこも夜の部が1回あるのみ。しかも示し合わせたかのように終了時間はみな同じなので、1日で当たれる会場はひとつに限られる。どこに向かうかは大問題である

とりあえず参加者のもっとも多そうな大手運営会社を狙うか。目的のイベントは、西新宿の高層ビル内にあった。会場のあるフロアに着くと、エレベータで乗り合わせたスーツ姿のオッサンやおめかしした女がぞろぞろと降りていく。参加者のようだ。
連中が入り口で受付けしているどさくさに紛れ、会場の中をチラリとのぞく。すでに別人以上の男女が集まり、みないかにも手持ちぶさたな様子でキョロキョロしている。割といい女もいるな。では、イベント終了までここで待たせてもらおう。
およそ2時間後、参加者がぞろぞろと外に出てきた。男女ともに親しげな様子はないので、この人たちはカップル不成立組と見てよかろう。
ターゲットは瞬時に決まった。白い帽子を被った小柄な女性だ。あのコがもっともかわいらしく、そして体から発してる寂しいオーラも一番強い(ような気がする)。
「あの、ちょっとすいませ-ん」
ピルの玄関を出たタイミングで声をかける。
「この辺でイタリアンの美味しいお店とか知りません?」
ピタリと彼女は足を止めた。
「パスタでいいなら美味しいお店知ってますよ.ちょっと歩きますけど」
親切な子だ。なんでカップルになれなかったんだろう。
「良かったら一緒に行きません?おごりますよ」
「えっ、なんで?」
「いや-、ひとりで食べたって美味しくないし」
「じゃ、いいですよ」
いいですってそんな簡単についてくるもんなの?パーティ男はダメでもナンバ男ならいいの?
しかしそんなことは聞いてはならぬ.彼女がパーティ参加者だってことは知らない設定じゃないと、気分を害するだろうし。お薦めのパスタ屋に入り、ビ-ルで乾杯する。か
なりの酒豪なのか、
アパレル関係の仕事をしているという彼女・恭子は、一息でグラスを半分以上あけた。

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「いい飲みっぷりだね。お酒、好きなんだ?」
「はい。特に今日は飲みたい気分だったんで」
そうだろう、そうだろう。せっかく気合い入れてオシャレしてきたのに不完全燃焼だったんだもんな。
「ところで今日は何してたの?」
「え、今日ですか。ずっと街をブラブラしてました」
さらりとウソつくあたり、やっぱりお見パのことは知られたくないようだ。
「ナンパとかよくされるっしよ」
「そうですね。だけど今までついてったことはないですよ」
「でも、今日はついてきてくれたよね」

「う-ん、なんでだろ。自分でもよくわかんないですね」
代わりに答えてあげよう。キミは、パーティであぶれたから寂しかったのだよ。さて、答は知てるけど、流れ上の儀礼として間耐ておきましょか。
「彼氏はいないの?」
「3年くらずつとフリーなんですよ。女だらけの職場だから出会いもないし」
3年か。そりゃパーティにもすがりつきたくなるわね。
ここでいま一度、状況を整理しよう。
そこそこの容姿と性格から察するに、おそらくや彼女がカップルになれなかったのは、自分から断ったためだと思われる。ダサ男ばかりだったからかもしれないが、ならばなぜ俺なんかの誘いに?
たぶんだけど、彼女は「はい、どうぞカップルになってください」的なお仕着せ感に抵抗を感じたのではないか。逆に、たまたま食事どきに店を尋ねられたのは「自然」である。互いにガッガッしていない。それが良かったってことでは?
となれば俺が打ち出すべき態度は、「思わぬ形での出会いに喜ぶ男」となる。
「ほんと、こんなイイ店教えてくれてありがとね。声をかけたのが恭子ちゃんでよかったよ」
「いえいえ」
「優香に似てるし、なんだか癒されるし」
「似てないですよ〜」
いいんじゃないの?この反応はまんざらでもないんじゃないの?
店を出て手を握ってみた。彼女もそっと握り返してくる。あわわわ、スムースすぎて怖くなる。男に飢えてるってこういうことなのね。
思い切って、西口の数少ないラブホ地帯へと引っ張っていく。と、そこで。
「私、ホテルとか行く気はませんから。もう帰ります。ご飯ごちそうさま」
キミ、勘するどすぎ!翌日は、新宿の別会場に挑んだ。夜9時過ぎ。ホッカイロをもみながら身を切る寒さに耐えていると、男性ばかりがパラパラと出てきた。

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大半はそのまま新宿駅方面へ
と立ち去るが、数人はピルの入り口に居残っている。ここはまず男性全員が先に外に出て、カップル成立した男だけが、お後から出てくるパートナーを表で待つシステムだ。
ほどなく女性陣も降りてきた。チェック開始!
1人目と2人目はブサイクペアだからパス。お、3人目ちょっとタイプかも。だけどカップル成立組だった。残念。4人目も微妙だな…。
ようやくピピッときたのは6人目。千鳥柄のコートを着たスレンダータイプだ。急いであとを追いかける。
「こんばんは。いま仕事の帰りですか?」
ビックリした様子を見せつつも、女は立ち止まった。
「え、ええ。まあ、そんなところです」
「だったら軽くご飯でも食べにいきませんか。まだ9時だし、帰るには早いでしよ」
「う-ん、食事ですか…」
考える仕草をしながら、女はジロジロと俺の全身に視線を走らせた。なんだか値踏みされてるみたいだ。
「ちょっとお聞きしますが、お仕事は何してるんですか?」

やはりそんなこと尋ねてどうするんだ?適当にウ型ソついてやれ。
「え-と、大工です」
「ヘえ、大工さんなんですか。年齢は?」
「27ですけど」
「わかりました、ちょっとだけならいいですよ」
何がどうわかったのかチンプンカンプンだけど、とりあえずOKってことらしい。しかしこの人、大丈夫か?女は直子と名乗った。年齢は35才。思ったより歳を食ってる。
パーティでは敬遠されるお年頃だろう。
居酒屋に入るや、彼女から質問攻撃が始まった。出身地、学歴、年収など。こちらに話すスキも与えず、とにかく根掘り葉掘りと聞いてくる。極めつけはこれだ。
「大工さんっていうのは、年老いてからも働けるものなんでしょうか?」
どうもパーティの延長戦を戦ってるつもりみたいだ。俺、さっきの参加者じゃないんですけど。
放っておくと永遠に終わらなさそうなので、こっちからも尋ねてみる。
「彼氏はいないの?」
「5,6年いません。…実はあなたに声をかけられる前、お見合いパーティに参加してたんです」
正直な人だ。女35才、もはやそのあたりのプライドは持ち合わせてないのかも。
直子は男性参加者への文句をたれ始めた。公務員は安定しているけど面白い人がいない、医者は高飛車だ。何だかんだ言っても、要は自分がカップルになれなかったので逆恨みしてるだけに聞こえる。どうせ告白カード1枚ももらってないんでしょ。
さあて、どうしよう。ヘタに好意を伝えると深追いされそうだし、でも収穫なしも悲しいし。
「直子さん、どこかでちょっと休んでかない?」
駅への道すがら、ヤケクソ気味に誘ってみた。
「それってエッチのお誘いですか?」
「まあ、そうだね」
「私、茨城から来てるので、終電が早いんです」
今日は番号交換だけにしときましょうと、彼女はケータイを取り出した。
「また来週パーティに出るので、そのときゆっくり遊びませんか?」
いったいこの台詞はどう理解すればいいんだろう。遊ぶ気があるならパーティに出る必要はないはずだけど。あちこち天秤かけさせていただきますってか?
どことなくそのあたりの男女の機微のようなものがわかっていないお人のようだ。30オーバーの婚活さんって、こういうのが多いんだよなぁ。
せっかくだから翌週メールしてみたが返事はなかった。ふう土曜日は昼間から活動を始めたのだが、声をかけた女たちはことごとく口を揃えた。
「ゴメン、次があるから」
次とは、同じ日に行われる別のイベントのことだ。いろいろな会場に予約を入れ、夜までお見パのハシゴをしまくるのである。たくましいというか、貢欲というか。
で、結局夜になったのでこの前と同じ会場へ。
午後8時半。イベントが終わり、どやどやと人が溢れ出してきた。
ターゲットに選んだのは、髪を後ろに結んだファーコートさんだ。いけ!
「すみません、今日はこれから予定あります?良かったら一緒に飲みにいきませんか?」

「…今、私がどこから出てきたか知ってる?」
「えっ、知らないつす。仕事か何かしてたんですか?」
「違うよ。いまお見合いパーティからの帰りなの」
へえ、と大げさに驚く俺に、彼女は口をとがらせて言う.一緒に参加した友だちはカップルが成立したので現地解散になったのと。そういや、さっき出口で手を振ってましたね。こいつはおいしすぎる。友だちがお楽しみなのに自分だけひとりきりなんて、相当コタえてるはずだ。
「じゃあ、ここで俺とカップル成立ということにしませんか。飲みに行きましょうよ」
「ええ(笑)。まあいいけど。でも私32だよ?いいの?」
いいとも!酒席は和やかに進んだ。
「初めてパーティ出たけど、ああいうところって変わった男の人ばっかりなんだね」
「例えば?」
「アピールタイムなのに一言も喋らなかったり、ずっと上ばっかり見てたり。ちょっとビックリした」
「でも友達はカップルになったんだよね」
「相手がぽっちゃりというか太りすぎというか、とにかく、え、その人を選ぶって感じの人で。あんな趣味があったなんて知らなかった」
強がってます。あのレベルだったら悔しくないとでも言いたげです。
「彼氏いない歴はどんくらい?」
「別れたばっかなんだよね。まだ1カ月も経ってないんじゃないかな?」
それでもうパーティですか。ひょっとして男なしじゃ生きていけないタイプ?さっそく体が痩いちゃってるタイプ?んなわけないか。
でも彼女、店を出て手をつないでも嫌がる様子はなく、むしろ体を寄せてくる。腕に頭が当たるぐらいに。
(今ごろ友だちはあのデブ男といちゃついてるんだわ。もしかしてエッチしてるのかも。だったら私だっていいわよれ)
てな心境だと勝手に理解し、強引に駐車場に引き込んで、くちびるを奪った。するとどうしたことでしょう、積極的に舌が絡んでくるじゃありませんか!
でもその次がなかった。唇を離した彼女は、うっとりした様子もなく言うのだ。
「はい、そこまでね。また今度ね」
こういうときのまた今度は50%訪れない。しかし今回に限っては残り1%の可能性もないだろう。彼女はメアド交換もせぬまま改札に消えたのだから。