出会い口説きALLOK

デキル男のためのライフスタイルマガジンです。裏モノJAPAN監修の出会いや口説きに体当たりで挑戦したブログです。

法廷での裁判傍聴ほど刺激的なデート場所はない

検察が方言で話すときは本気

弁護人に心を打たれたこと、オレはないんだけど、どう

ないですね。検察官はありますけど。

一緒だ。痴漢事件とか、女性の検察官が多いじゃない。すると立場を超えて、女性として許せないという気持ちがニジみでてくるときがある。本気で怒ってるんだ。かと思うと冷静に、検察官としてシビアな質問を浴びせるしね。それが交互に繰り返されると、
傍聴人席でKOされてしまい、胸が熱くなることがある。

ははは。個人的な感情をぶつける人は好きですね。痴漢の裁判で、被告は常習犯で犯行を認めてはいるものの反省の色が薄い。そこで検察官が言うわけですよ。
「あんたね、これまで何十回も同じことやって、やめる気あんの!」
言葉が冷静さを失って、個人的な怒りが表に出てくる。極太の万年筆で机をガンガン叩きながら責め立てたり。

感情的なの、いいよね。

ポッと方言が出る瞬間に《本気》を感じますね。その点、弁護人は芝居っぽく見えちゃうんですよ。

弁護人と比べると検察官は服も質素だもん。

そうですか。

間違いないって。精一杯おしゃれしてるけど、生地が違うって。つうか、そう思わせるほど地味なんだよ。でもキレイな人が多い。弁護人にも美人がいるけど、ちょっと接客業の匂いがするんだよな。

でも検察にいるじゃないですか、質問するときにケツ振りながらする人。

え、そんな人がいるの。

机に手をつきながら。あの人、かなり芝居がかってますよ。

色っぽい?

そうですね。一度すごかったのは、窃盗か何かの小さな事件で、証拠として申請したものが却下されたとき、その場でビリビリと書類を破り捨てたことがあったんですよ。

演じきってるね。何をだろう。謎だ。

最近、見かけなくなっちゃたんですよ。異動かな。

ケツ振りすぎで左遷。惜しい!

男はいまいちですね。

男の地が出るのは工口っぽい事件のとき。それは個人的興味だろうっていう質問を浴びせる検察官もいるね。フーゾクのこととか根ほり葉ほり聞くのとか。

この前「そんなカンタンにできるもんなの?」と、出会い系のシステムにこだわってたのがいましたよ(笑)。

心打たれる話をするつもりだったのに、つながっていかないね。話を聞いていると、小さな事件が好きという共通点はあるけど、裁判の見方はかなり、いやまったく違う。


人情派だよね。

弱いね、そういうのに。オレは物語性を求めるタチだから。しばらく前に書いたけど、盛岡地裁で心打たれまくって泣いちゃったからね。

え、どうしてですか?

まず被告の妻から連絡があって、いろいろやりとりしているうちに「じやあ見に行くから」という話になったの。で、新幹線で出かけていくと、証人として出廷する気っぷのいいおばさんと喫煙所で話をするハメになり、裁判でそのおばちゃんが胸のすくような
熱いトークを繰り広げて、結末は執行猶予がつく。流れがあるんだよ。

泣くってのはないですね。そういうのに当たったと思ったら、法廷出ますもん。

客観的には小さな事件、でも当事者にとっては人生がかかってる。そこに多少なりとも関わってしまったわけだから、釘付けになったよ。

笑えそうなのだと、ヨシ!と思いますけどね。オレは笑うために行ってます。裁判ってドラマ性の高いドロドロした世界だと思っていたんですよ。ところが、国がやってるのにこんなに笑えるのかって。それが新鮮だったんですね。

オレはドラマだな。つい肩入れしてしまい、読者からメールで、北尾は被告に甘いと指摘されることもある。もっと被害者の立場になって考えるとか説教されるんだ。

それは案外ムズカシいかも。

でしよ。被害者は法廷にいないしさ。言いたいことはわかるけど、オレは自分も被告の立場になっているかもしれないという事件を好む傾向があるみたい。それと、同世代に弱い。同世代というだけで、オレのなかで被告の人生を想像してドラマが始まっちゃう
かも

でも、裁判を舞台とするなら、主役は被告ですよね。映画と一緒で、ちょっとでも似た部分があれば感情移入がしやすいんですよ。それとは逆に、理解できない犯罪、ロリコンや放火にもときどき笑えるものが。

わからないから見る、という心理はあるね。

口リコンはどうも嫌だけど、ホモロリコンなら、それも未遂に近いならいいかという。被告は、男の子と公園に遊びに行っただけだと言い張るんだけど、検察が言うんですよ。
「あなた、ベンチで少年の肩に手を置いたと言ってますけど、これどういう意味ですか」
そしたら被告がさらっと、
「どうって、まあ恋人同士がやるような感じですかね」
家にも呼んでて。
「ゲームしたり、戦いごっこしたりしてました」
「ん?戦いごっこって何ですか」
「え、くすぐったり、ズボンの上からオチンチン触ったり」
みたいなね。こういうのは好きですね。
阿曽山さんば裁判員制度とか興味ありますか?

大ありですね。たぶん、オレって、日本で一番、法務省とか最高裁に、裁判員制度のことで電話してる人間じゃないかな。

本当、詳しいよね。裁判まわりのディテールを語らせたら阿曽山の右に出る者はいないんじゃないの。

例えば裁判官が着ている法衣ですが、裁判官のはシルクですけど、スタッフのはポリエステルなんですよ。あれには2種類あるんですねえ。

そういう誰も知りたがってないようなことを調べる姿勢が独特。

あと、これは結構自信持って言えるんだけど、女の子を傍聴に連れていったらすごく喜ばれますね。何度か一緒に行ったけど、感激してましたから。

オレも案内したことあるけど、大満足してもらえたね。

これだけ刺激的で、一風変わったデー卜場所はちょっとないですよ。
かなり説得力のある話だな翁.じゃあ、デート気分でより多くの人が傍聴に来たらいい、と?

うん、それはそれでまた困るかもなぁ。

抽選の倍率が増えたりしたら、イヤだも