出会い口説きALLOK

デキル男のためのライフスタイルマガジンです。裏モノJAPAN監修の出会いや口説きに体当たりで挑戦したブログです。

シンガポールのすぐ近くの楽園バタム島

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厳しい数々の法規制で知られる超厳格国家のシンガポール。ドラッグ好きのクズなバックパッカーには鬼門であることはもちろん、物価もかなり高いため、為替差益で安い女を買い漁ろうなんてスケベ親爺も寄りつかない。
邪悪な願望を持つ者なら、一度、チャンギ空港を降りてみればいい。その機能的で清潔でキビキビした雰囲気は、まるっきりスキ無し。来なきゃよかったって後悔するに違いない。
俺のこれまでの経験からすると、汚くてヤル気なさそうな場所にこそ楽園は存在する。
そういう意味では、死んだほうがマシな無間地獄のような場所ってことになるだろう。
だがしかし。中国の古典を紐解けば、桃源郷は必ず地獄のような断崖絶壁にある。厳しい自然環境にて人々が大挙して訪れるのぎ、それが桃源郷の存在を守ってるんよれ。
そして……現代の桃源郷、俺が今回めざす「楽園」もまた、シンガポールというタイクッな地獄の影に隠れて、長年の間、その存在が秘匿されてきた場所である。
名はバタム島という。シンガポールのすぐ近くの沖合いに浮かぶインドネシア領の島だ。
世界的にはまったく無名だが、シンガポール人の前でこの島の名前を出せば「うへへ、キミも好きだねえ」と、下卑た微笑みが返ってきたりもする。彼らにとってバタム島は、東京に住む我々にとっての新宿歌舞伎町のようなイメージの場所。
厳格な法治国家といえども、そこに住んでるのは生身の人間。やっぱ、シンガボーリアンもスケベなのだ。
実際、シンガポールの街中を歩いてみれば娼館はけつこう多いし、電話帳には出張売春婦斡旋業と同義語のエスコートクラブの広告がいっぱいだ。というのも、この国では娼館の経営は許認可制。つまり、法に厳しいぶん、法の枠内なら何やってもOKなのである。
しかし、ここで疑問。これだけ公然と娼館があるなら、なんでわざわざインドネシアの島まで行かにやならんの?
「そりゃ、お前、安いからに決まってるじゃないか。だってここじゃババアの娼婦がおざなりなサービスをするだけで、シンガポール$も取られるんだぜ。バタムなら、若
くて可愛い女の子がその半分の金で1日相手してくれるんだ」
シンガポールの安宿で知りあったマレーシア人の商人は興奮気味に語る。

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「国境越えて行く価値があるってもんだ、そうだ早く行ったほうがいいぞお前も。今日
は週末だからな。遅い時間だと、いい娘はみんな他のヤシに先取りされちまうぞ」
商人はまるで我がことのように急かす。その勢いに押されて、朝飯も食わずにホテルをチェックアウトする俺。バタム島行きの高速艇が発着するワールド。トレーディング・センター近くの船着き場へ着いたのは、現地時間午前9時過ぎのことだ。シンガポールからバタム島までは、わずか10分の船旅だ。客もみんなちょっと近所までって感じの荷物の少なさで、国際航路って雰囲気はない。
週末とあって、船内はシンガポール人の観光客でけつこう混みあっていた。ゴルフウエアの中年男がやたら目立つ。シンガポールのサラリーマンの休日ファッションも日本人とよく似てるなあ。
そういえばシンガポール側の高速艇発着場、イミグレーションの手前には旅行会社のブースがいくつか並び、カウンターにバタム島のゴルフ場のパンフレットがいっぱい置かれていた。
日本の旅行代理店の係員も「ゴルフ場の予約もできますよ」なんて言ってたけど、なんか白々しいんだよな。1人旅でゴルフなんかするヤシいるか?目的といえばアレに決まってるじゃねえか!
実際、この船の中を見回したところで、ゴルフバッグ持ってるヤシなんて1人も見当たらない。まあ、日本と同様、シンガポール人ってのも本音とタテマエを使い分ける国民性なのかもしれん。
なんてコト考えてるうち、船はバタム島の港に到着。島に一歩足を踏み入れた途端俺は国境を越えたことを、嫌が応でも実感してしまう。シンカポールの超機能的でキレイでまるで国際空港ターミナルと見間違うような発着場と比べて、バタム島の船着き場といったら、ショボい掘っ立て小屋に税関とイミグレーションがあるだけの、いかにも場末な感じ。しかも、そこを出ると、まるで地獄の亡者か餓鬼みたいに目を血ばしらせた連中が大勢で俺を取り囲む。必死な形相で腕を掴みやがって、めちや恐いやんけ!
「にーちゃん、どこ行く!どこ行くの」
「とにかく来い、ほかの連中は信用するな!俺について来れば間違いない!」
ああ、なんだ。こいつらはタクシーの運ちゃんか。少し安心して周りを見れば、積極果敢な客引きがあちこちで展開されている。あ、俺のすぐ後から出てきたシンガポール人のオヤジ3人組は、早々と技致られちまったぜ。
「早くしねえと、いい娘はみんな先に行った連中に獲られちまうよ」
運転手の1人が耳元でニヤリ笑って言う。あらら、目的バレバレじゃん。そんなスケベに見えるか、俺、そんなコトはどっちやでもいい.とにかく急がなければ、マジメに後悔することになりそうだ。
なんせ今日は週末の土曜日、この後もシンガポールからはスケベ男をいっぱい乗せた船が次次に入港してくる。ぽや〜んと余裕かましてる場合じゃない。
「よつしや、わかった。お前でいいから、ナゴヤまで行ってくれ!」
日本の名古屋ではない、ナゴヤはこの島で一番大きな町で、置屋とかナイトク買うとかホテルがいっぱいある場所だ。お客さんはどこに行くね?
ジキジキしに行くね?

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タクシーに乗り込み港を離れる。5分も走れば、車窓にそこそこにぎやかな街の風景が広がってきた。お、2車線の広い車道沿いにマクドナルドもあったりするぞ。
「ここがナゴヤだけど、お客さんはどこに行くね?」
ジキジキとは現地語でセックスの意。タクシー運転手ってのも、東南アジアじゃポン引
きと同義語だったりするから、彼らが俺のような外国人を客として乗せたときには、まず置屋へ誘ってみるのがお決まりの挨拶、礼儀のようなものらしい。
「けど、まだホテルも決まってね-のに、そんな気にはなれないよ」
「よし、じゃあ先にホテル行こう。どこ行く?」

うん、そう言われてもどこのホテルがいいのか、さっぱりわかんねえ。
「街中の便利のいいとこなら、どこでもいいよ」
「OKOK、それじゃアソコにしよう!」
と、タクシー運転手が指さした先には、かなり立派な外観のホテルがあった。マンダリン・リージエンシー?どっかで聞いたような名前だなあって、ここチョー高い高級ホテルチエーンじゃなかったけ?
いや、ちょっと俺の予算だととう…なんて蹟膳してる余裕はなかった。すでにタクシーはホテルに着き、ボーイが車のドアを開けてるよ。「いらっしゃいませ」ここまで、うやうやしくお出迎えされると、もう四の五の言えない。よっしゃ、今夜はここにお泊まりだ。
覚悟を決めてロビーに入る。いかにもゴージャスな感じ。でっかいブールも完備してるって?うへ〜高そう。
しかし、宿泊料を聞いてびっくりしたね.なんと、1泊開シンガポール$(約6千円)だってさ。日本やシンガポールならビジネスホテルの値段じゃん。やっぱ、海を越えてもココまで来る価値あるみたいだ。部屋に荷物を置いた後、ナゴヤの街を歩いてみた。
表通りにはホテルや銀行などの立派な建物が並んでいる。が、一歩裏にまわると道はボロボロ生ゴミが散乱してるあたり、やっぱり清潔大国シンガポールとは違うようだ。
観光客狙いのバイタクやら、乞食やら、靴磨きのガキなんかもしつこくつきまとってくる。いかにも下世話なアジアって雰囲気が漂ってるなぁ。
でも、キレイでタイクッなシンガポールにいるよりは「やかましい、このクソガキー.」って、しつこい乞食のガキに苛ついてケリ入れてる方が、ココロも高揚するってもんだ。
やっぱ俺の求めてた楽園はこういった場所にこそ……ほらほら、やっぱりあった。あちこちに「KAROKE」の看板。カラオケ店ってのは「娼館」とか「置屋」の意。東南アジアの常識だもんな。窓もなくドアはマジックミラーで中の様子がまったくわからない店なんぞは、まずもって間違いないぞ。
「ね女の子探してんの?俺が店まで案内してやろうか&俺をカモと見たか、店の周辺でたむろってる運ちゃんが声を掛けてくる。あのな-、目の前にあるだろ!教えてもらわんでもわかるちゅーに」
さて、置屋の中に入ってみれば、大音響で中国語の歌声が響いていた。たぶんシンガポール人なのだろう、ステージの上で中年のオッチャンがカラオケを絶叫している。
薄暗い店内にはステージを囲むようにしてテーブル席がならぶ。客はまだまばら。入口の近くに、胸に数字の入ったバッチをつけた女の子たちがヒマそうに、ぽや〜んと座っていた。
とりあえず、適当な席に座ってビールを注文する。インドネシアの置屋ってのは、カラオケ屋とかスナックも兼用していて、女を買わずにカラオケ唄ったり酒を飲むだけの客もけつこういるのだ。
しかし、現地人ならそれも黙認されるだろうが、大金持ちの外国人観光客にそんなセコイ真似が許されるはずもない。ほらほら、俺が席に座った途端入口近くの女の.が、こちらに寄ってきて微笑みかけてるじゃん。美人ではないけれど性格と愛想は良さそうだな。
「ハロー!こっちに座れば?」
「ハロー…」
その先が続かない、女のコはこちらを見ながらモジモジしてるだけ。あ、英語は話せないんだな。困った、俺もインドネシア語なんてわかんね’し。
様子を見ていたママさんらしき女性が彼女を促して俺の隣に座らせる。
「どう、この娘?ホテルにつれて帰っていいわよ」
「でも、ことばが通じないからなぁ」
「関係ないわよ・男と女は、一緒にベッドにいればそれだけでハッピーでしよ?」
そう言われたら、そーだな。女のコは俺とママさんの間に座り、ただ微笑んでいる。
「明日の朝まで万ルピア(約3千円)、ショートならルピアよ。どうする?」
「OK、じゃあ明日の朝まで」
って、ついオールナイトで買つちまったけど、ことば通じない相手と一晩持つんかぁ。
ジャワ烏出身の肥主半年前、この島に就職したらしい
時間はまだ夕方の4時、ホテルに行くのもちょっと早いし、しばらくココで飲んで時間をツブすことにすっか。
ママさんがときどき通訳してくれるので、彼女とのコミュニケーションもなんとかなる。名前は何度聞いても聞きとれないけど、年齢は18才。ジャワ島出身のクリスチャンで、半年ほど前に友人たちとこの店に集団就職……つーか、女街に売り飛ばされて来たらしい。
女を横にはくらせビールをちびちび飲みながら店内を観察してみる。うーむ、やはり客はほとんどシンガボーリアンだ。
店にやってくると女を物色、気に入った娘に指さし

「ナンバー3の娘を今夜8時に、ホテルの⑧号室に来させてね」

なんて、娼婦のデリバリー・サービスを予約してさっさと帰っていく。