出会い口説きALLOK

デキル男のためのライフスタイルマガジンです。裏モノJAPAN監修の出会いや口説きに体当たりで挑戦したブログです。

欲求不満の医大生のお嬢様がテレホンセックスにのめり込む

チャットで出会った横浜の医大生
横浜に住むナオヤだよー近くの子、話さない?

今年の初頭、俺はインターネット上のチャットルームで、ナンパの獲物を物色中だった。ツーショツト機能を使い、女性と思しき名前(ハンドルネーム)のコに、あたりかまわず冒頭のメッセージを送っていたのだ。

日本全国、ひいては世界中の人間がアクセスしてくるこのチャットでは、最初の段階で性別はもちろん、住んでいる地域を聞き出しておかないとナンパになり辛い。さんざん会話した挙げ句〈私は鹿児島よ〉とでも言われた日には目も当てられないからだ。即興で用意したナオヤという名で作業を繰り返したその日、何十人目かにしてようやく返事が戻ってきた。

〈私も横浜だよ。よろしくねー〉

ハンドルネーム、アンズ。23才の女子大生だという
〈こちらこそ、よろしくー〉

サワやかさを装い、他愛な会話から電話とラインを聞き出し、直接会って体をいただく。アンズもまたいつもの必勝パターンに持ち込まれるはずだった。ところがこれが、すんなり持ち込めたのに、その後が遅々として進まない。電話で話してもいつも身の上話に終始するのだ。

「私、どうして23にもなって学生かわかる?」
「留年したの?」
「ううん5年生なの。私、医大なんだ。親が医者になれってっるさくて」

横浜の自宅で家族と同居中の彼女は、口うるさい親の命令で都内の医大に進学したという。なるほど、言われてみれば、厳しく朕られたせいか口調はしっかりしているし、ガードも固い。暇な日に遊ぽうよと持ちかけても、まだ知り合ったばかりだからとやんわり断るあたり、ユルイ女ではなさそうだ。
今どんな格好してると思う?
デートの誘いには乗ってこないものの、会話するぶんには躊躇がないのか、以来、毎日のようにアンズは電話をよこしてきた。学校が忙しくてなかなか暇な時間がないと、会うことへの拒絶を暗に匂わせるスキのなさ。俺は長期戦を覚悟した。こういう女は、面倒なぶん落としたときの喜びはひとしおなのだ。

しかし、アンズはただのインテリ女ではなかった。そろそろ話題もなくなりつつあった1月末の夜、飲み会帰りだといら彼女は、電話口でこう切り出してきたのである。

「今どんな格好してると思う?」「え?」「下着姿なの、私」

過去のテレクラやツーショットの経験から、この手のフリがテレホンセックスへの誘いであることは百も承知だ。アンズ、お前はそんな女だったのか。(ま、いっちょ相手してやるか)

俺に電話で興奮するような趣味はない。あえて首を突っ込んだのは、真面目な話ばかりするアンズがどんなアエギ声を出すのか興味があったからだ。

「ブラジャーはずしてごらん」「えー恥ずかしいよ」

「いいから、はずしてごらん」「うん・・」「乳首、紙めるよ」「アァーン」

「ほら、勃ってきた」「ヤだあ」

決壊したダムは巨大な濁流を生み、やがて辺りの木々を飲み込んでいく。もはやそこには、国連大使を敬服し、偽装牛肉に立腹する彼女の姿はなかった。

「イっちゃう、ナオヤ。イっちゃうよー」

「今、何が入ってるの?」「オチンチンーナオヤのオチンチンー」

「オレ、もう出るよ」「出していっぱい出してー」

と家族に聞こえるんじゃないかとこちらが心配するほどの大声で彼女は悶え、そして果てた。
アンズは四国の女なのか
それからというもの、インテリ医大生は、酒を飲んでいようがいまいがテレホンセックスを望むようになった。演ずることに虚しさを感じる俺も、いつか電話を介さぬセックスにたどりつけるはずと、相手を続ける。そんなある日、俺は彼女の発言におかしなものを感じてしまう。携帯のワン切り業者について話題が及んだときのことだ。

「そうそう私も06って着信があったから、かけなおしたら変なテープが流れてたのー」「へえ」

あいづちを打ちながらも、俺は聞き逃さなかった。06?06だと?

横浜に住む俺の場合、ワン切り業者からはどれも03(東京)で始まる。しかしアンズの携帯には、06(大阪)から着信があったというのだ。お前、関西の女なのか?携帯番号は090以下3ケタの番号により、キャリアと地域が簡単にわかる。ードコモ四国ー(どういうことだ。横浜じゃなかったのか)考えられるパターンは2つある。
1携帯を契約したのが四国で、現在は横浜に住んでいる。

2横浜在住というのは嘘で、四国に住んでいる。もちろん携帯を契約したのも四国。
1番ならば、実家が四国にあると考えるのが妥当だろう。高校まで実家で過ごし、医大入学と同時に横浜へ。十分ありえる。家族と同居というのは嘘になるものの、毎晩大きなアエギ声を出せる説明がつく。

信じたくはないが、2番の可能性も大だ。チャットのナンパ男は、誰もが近場の女を探したがる。四国の県名を告げると相手にされないと悟ったアンズは、あえて横浜在住と嘘をついて俺のスケべ心を引っ張り続けたのではないか。以降、俺はそれとなくカマをかけ始めた。
ナ「今日、風が強かったよね(ウソ)」

ア「家にいたからわかんないよ」

ナ「観覧車乗ったことある?あそこ何て言ったっけ?ド忘れしちゃったよ」

ア「みなとみらいでしょ」
うまくはぐらかしてくるあたり、2番説が正しい気もするが、四国の人間の口からスラっと「みなとみらい」なんて言葉が出てくるのもオカシイ。

「ホントは四国なんだろ?」いっそのことストレートにそう問い正せば済むのに、それができない。せっかく心を許し始めた今、彼女に対し猪疑心を持っていることを悟られたくないからだ。
横浜か四国か。それによって今後の展開が大きく変化することを思えば、早急に結論を出したいところだ。確実に調べる術はーつ。興信所にアンズの携帯を伝え、正確な氏名と住所を探った後、現地に向かうのだ。若い女性が住んでいないならただの実家だと判断できるし、いればおそらくそれがアンズだ。そこまでする必要があるのか。今までの自分ならそう突っ込んだろうし、この手記を読むみなさんも同感のはずだ。たかがチャットで出会った1人の女じゃないかと。

しかし俺は、今回のアンズの一件で、以前ょり抱いていたとある好奇心がふつふつとたぎり出すのをハッキリ実感したのだ。

(テレホンセックス好きの女ってどんな顔してるんだ?)

正真正銘のスキ者か、男にモテない百貫デブか。凡庸な相手ならばそんなところだが、今回は自称医大生のお嬢様である。テレセ女にありがちなくたびれた様子もなく、むしろ謙虚さすら漂わせた23才。たとえはるか四国であれ、現地へ出向き、その素顔を拝んでみたいじゃないか。何をするでもなく、ただ遠くから姿を眺める。もちろん美人ならばうれしく、不美人なら落胆するだろう。いずれにせよその確認作業によって、現在のどうにもしようのないもどかしさは解消されるに違いない。だからといって興信所に調査を依頼するのか?まるでストーカーじゃん?もう1人の俺が制するが、内なる衝動はもう押さえられない。興信所はわずか2日で調査結果を送ってきた。
氏名シライシレイコ(仮名)

住所〇〇県〇〇市マンション3-6号室
住所はやはり四国の某県。地図で調べると、ほんの数百メートルほど先に医大がある。
ならば、ここの学生と考えるのが自然だが・・両者の関連性を調べるため、試しに医大と彼女の本名を検索ェンジンに打ち込んでみる。すると

〇〇研究会出席者医大3年白石礼子(仮名)現在5年生として逆算すれば、学年は合致する。白石礼子ー医大生なのはほぽ確実だ。残念だが横浜在住は嘘だと断定せざるを得ない。こちらの動きを何も知らないアンズは、その夜もテレホンセックスに狂った。

「ほら、入れるよ」

「アッアンッー」

四国からわざわざはるか横浜まで電話をかけ、自らを慰むる若き医大生。今やストレートな展開は望むべくもなくなったが、その素顔への興味は増す一方だった。
ベンツに乗る黒い髪の女

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テレホンセックス相手の顔を知りたい。ただそれだけのアホな目的のために、俺は2月の下旬、四国へ飛んだ。駅前でレンタカーを借り、興信所が調べ上げた住所へ。パチンコ店すら見当たらぬ辺郡な町を見るにつけ、横浜だと嘘をついたアンズの気持ちがよくわかる。目的の物件はオートロック式のマンションだった。

パッと見、家族で住むほどの広さはない。実家ではなく、一人暮らしのようだ。さてどうしよう。マンションの形態次第では、部屋の前でじつと待機するのもアリかと考えていたが、これでは玄関から先に進めない。若い女性が出入りするたびに携帯を鳴らし、着信への反応を見るか。いやその前に、ピザ屋の配達間違いでも装って在宅かどうか調べておくのはどうか。チャイムを鳴らすぐらい問題ないはずだ。玄関口に備えられたインターホンで、部屋316番をプッシュ。応答なし。もう一度。誰も出ない。留守か。とそのとき、どこからともなく管理人のおばちゃんが現れた。

「誰に御用ですか?」

「え、あの、316号の白石さんですけど」「お友達?」

「ええ、はい」

ドギマギする俺を横目に、正面の駐車場を見渡しながらおばちゃんは

「白石さん、車がないからいらっしゃらないわよ」「あ、そうですか」

「お昼には帰ってくるんじゃないかしら」「はい。じゃあ、待ってます」

管理人が目をやった方向に、空車スペースは4台分しかない。アンズはこのどこかに戻ってくるわけだ。ほどなく1台2台と空きスペースは埋まっていったが、運転手はどちらも男。女性の姿が確認できたのは、3台目、ベンツの車内だった。車は無駄のない動きで駐車場に収まり、中から黒い髪の女性が降りてきた。肩からカバン、手には紙袋。体の線は細く、顔はマラソンの市橋有里に似た地味目美人とでも言おうか。君がアンズなのか。彼女はまっすぐマンション内へ消えてゆく。携帯を呼び出すタイミングを逸した俺の目は、残されたベンツに。医大生に高級車。ビンゴのように思えるが。ん、これ横浜ナンバーじゃん?
なるほど、そうか。横浜に実家があって、進学のためにこの地へやってきたと考えれば、つじつまが合うじゃないか。だから天候の話題にはついてこれなくても、地理についてはある程度の対応ができたのだ。
確認のため、俺は車種Eナンバーを横浜の友人に伝え、陸運局で所有者を調べてもらうことにした。もはや、罪悪感など感じている余裕はない。
1時間後、推理は裏付けられた。使用者の姓、白石。間違いない、
さっきの女性こそがアンズだ。名前が違うのは、父親の名義で購入したからだろう。
毎夜エッチな言葉を連呼していたのは、あんなに真面目そうなコだったのか。近くのさびれた喫茶店で、俺は数分前の光景を思い浮かべた。
アンズ、可愛かったじゃないか。想像どおり真面目そうな顔とこざっぱりした服装。ほんの数秒だったとはいえ、その清楚なイメージは深く目に焼き付いたままだ。
(さあ、どうしよう?)
彼女が想像以上の美貌だったおかげで、このまま横浜へ戻るわけにはいかなくなった。こうなればやはり、電話での関係を現実のものとすべきではないか。オナニー好きの欲求不満な女がすぐそこにいるのだ。手を出さずしてどうするよ。
かといってナオャが突然現れたのでは、向こうも面食らうだろうし、気味悪がること必至だ。なにせナオヤは横浜の男、アンズも横浜の大学生なのだ。
ならば、ナオヤであることを隠し、通りすがりの男としてナンバするのはどうか。元々、男に飢えた彼女のこと、きっかけさえっかめば、ホテル行きは容易なはず。
俺にすれば、自分が誰としてであれ、アンズの肉体をいただけるならそれで満足だ。
マンション前に戻ると、すでにベンツの姿はなかった。昼休みを利用した一時帰宅だったのだろう。学住近接の地方大学生にありがちな行動だ。
ならば行き先は学校しかない。すぐさま医大の駐車場で横浜ナンバーのベンツを発見した俺は、構内にもぐり込み、アンズの姿を探した。が、一般の大学と違い、校舎内は研究室だらけで、談笑する学生の姿すら見られない。白衣姿の男女が研究室をせわしなく行き来するだけだ。どこにいったんだ、アンズ。
掲示板になら現れるかと待ってもみたが、本人どころか学生らしき人物さえやってこない。ふと見た掲示板によると、この時期の5年生はテストラッシュのようだ。アンズが学校に通うのもそのせいなのだろうか。
結局、声をかけるチャンスは訪れなかった。校内を探索するうちに駐車場からベンツの姿は消えてなくなり、またマンションの定位置に戻っていたのだ。
その日の深夜も、ビジネスホテルのベッドに寝転びながら俺はアンズを歓ばせた。
「指2本入れるよ?」
「やだ-、入らないよ-」
「ほら、ズブズブ入っちゃった」
「アーンッ!」
すでに俺は、彼女がどういうシチュエーションを好み、どう愛撫されたがるか熟知している。恥ずかしい言葉を吐かせながら強引に迫る。これがアンズの望む男性像だ。
だが、それはあくまで電話での話。現実社会で生きる白石礼子はどうなのか。やはりナンパされるなら強引な男の方がいいのか。
「ねえ、アンズってナンパされて付いていったことある?」
「ないよ-、そんなの。怖いもん」
「そつか…」
テレホンセックスが好きだからといって、日常まで淫らなわけではないようだ。むしろアンズは、何も起きぬ退屈な毎日だからこそ、電話でタガをはずしているのだろう。都会育ちの彼女に、さびれた海と田んぽしかないこの町の寂しさは燃えるに違いない。