出会い口説きALLOK

デキル男のためのライフスタイルマガジンです。裏モノJAPAN監修の出会いや口説きに体当たりで挑戦したブログです。

妻の浮気発覚で沸き起こったある奇妙な感情

f:id:torivian:20190529124218p:plain

「ケイちゃん、また外で浮気してるんちゃうやろな。慰謝料高くつくでえ」

またそれかい。結婚当初はほとんどなかった妻の小言が、やがて半年に1度、最近は月に1度になった。まあその半分は冗談だが、1度目の結婚を女で失敗している私を少しは心配してのことだろう。何を隠そう、離婚の原因になった女が現在の妻なのだ。

13才年下の妻とは3年前に同じ職場で知り合い不倫、妊娠を経て結婚した。その後、すぐに娘が生まれ、現在は神戸市内のマンションに家族3人で暮らしている。そんな平和な我が家で一事件が起きたのは、今年5月下旬のことだった。
そもそもの始まりは、インターネットだった。それまでパソコンなどまったく興味を示さなかった妻が、ある日、ネット系雑誌を見ながら「このホームページで友達を探したい」と言ってきたのだ。
サイト名は『ご近所さんを探せ』。友達募集の登録をすると、近所に住むメンバーとメル友になれるというシステムだ。

「ねーねー、やってもいい?やり方教えて」

あまりにせがむので、彼女のアドレスを新たに取得し、アクセス方法を伝授してやる。と、翌日の夜には返事がどっさり。受信箱をクリックした途端、30通あまりの新着メールが届いていた。

「すごい数やわ。インターネットってこんな世界やったん」

驚く妻とは裏腹に、こうなることは私には十分予測済みだった。メル友なんて聞こえはいいが、しょせんはナンパ目当て。下心はミェミェである。ただ、せっかく楽しみで始めたネット生活。勝手にメールを消去するわけにもいくまい。私は、見て見ぬフリをしつつ、様子をうかがうことにした。妻はオープンにもメールの中身を見せてくれるほどだった。2週間ほどたつと相手の数も絞られたのか、最終的に男2人、女2人のメル友に落ち着いたらしい。5人のグループ内でメールを交換し合っているというから、さほど心配する必要もあるまい。が、やはり気にならないわけじゃない。

そこである夜、妻の入浴中を狙ってこっそり覗いてみると。

(こないだ、ダンナの上着からヘンな名刺を発見してしまった。放課後パブっていうところなんだけど、どんな店なんだろ。もう浮気してるんじゃない?)

実際はキャバクラ嬢から名刺をもらっただけである。男性経験が浅い妻にとってはこれすら浮気なのか。頭のカタイやつだと思ったが、逆に彼女が浮気をしていない証拠とも考えられる。どこかいたたまれなくなった私は、それ以降、彼女のメールを見なくなってしまった。

「ねえ、ホタル見にいかへん?むちゃキレイらしいで」

6月初旬、妻が突然そんなことを言い出した。50キロ先の××町に絶好のスポットがあるらしい。
「メル友の女の人がおってね、そのダンナさんがA町に勤めてて、さっき添付フアイルで地図を送ってもらったんやわあ」

「そのダンナもメル友なん?」「いや奥さんだけ」

どうも附に落ちない。というのも昨日、パソコンの脇に散らかっていたメモの切れ端に「ミノル、A町、〇建盤」と走り書きしてあったのだ。ミノルという名の男は聞いたことがないが、住所がメル友のダンナの勤務先と同じA町なのも偶然過ぎる。疑いを持った私はその夜から、再び妻のメールボックスをチェックし始める。と、あるわあるわ、このミノルとのメールが。

〈ミノルってィィ名剛ね〉

〈そうですか?なんか照れるな〉

こんなのは序の口。

〈腕とか太いんですか?私、腕が太い人好きなんです)

〈現場じゃないから太いってほどじゃないけど、柔道してましたから胸板厚いですよ〉〈そのリッパな胸板、見てみたいわ〉

妻の方は冗談混じりでも、男ならまず本気にするはず。それは、同性である自分自身がよくわかっている。思ったとおり、翌朝、ミノルとやらは精液の匂いがプンプン漂っメールを返してきた。

(どこまで見せるんですか?どこで見せたらええですか一笑)(笑)の文字がたまらなく憎らしい。私の妻がこんな男の誘いに乗るもんか。ところが、現実はそう甘くない。(私の電話番号は、080×××ー△△△△です。今度、電話で話そー)

その日の夜、妻が送信したメールには確かにそう書かれていた。ケータイを教えるとはなんたる無防備。コイツ、アホちゃうか!?

さらに驚いたのは、翌日から妻のメールが開けなくなったことだ。思いつくパスワードをすべて入カしてみたがダメ。妻の仕業であることは明らかだ。たぶん、いや間違いなくミノルは電話をかけてくるだろう。何か妻の行動をチェックする手段はないものか。あれこれ考えた結果?思いついたのが電話の盗聴だった。・

無線雑誌やインターネットでその手の業者の広告を調べた結果、目的の品はすぐに見つかった。電話盗聴用のラジカセ&小型発信器セットである。なんでも、発信器の方を電話線に取り付ければ、回線がつながっているときだけ会話が自動的に録音できるらしい。価格は3万円。

販売店に電話で注文すると、翌日、職場に商品が到着。早足で帰宅し、妻が風呂に入っているスキに取り付けた。といっても、電話線を少し切って、その間に発信器を取り付けるだけ。わずか5分足らずでセッティング完了である。

翌朝、書棚の上に隠したラジカセの周波数を合わせ、仕事に出る直前に録音ボタンをオン。会社では正直、仕事が手につかなった。今頃、あいつは男と電話してるんだろうか。もしかしたら意気投合して今日あたり…。妄想は果てしなく広がる。そして夜、帰宅。

さすがに妻の前ではテープなど聞けないので、完全に寝入ったところを見計らい、ラジカセを取り出した。高鳴る胸を押さえつつ、ヘッドフォンを耳に当てて再生ボタンを押す。

「…もしもし?あ、××さん」き、聞こえる…。思いの他、クリアだ。相手の女性の声は、内容からして近所に住む従姉妹だろう。

「…じゃあね、またゴハン食べに来てよ」

電話が終わると、全度はすぐにワケのわからない音楽が流れてきた。はて、どこだろう。喫茶店か何かか。「相手の方と電話がつながりました」なんやこれ。

「あ、もしもし?初めまして」「初めまして」「声若いねえ」「一応、女子大生やもん」「へえ。学校は?」「今日は、創立記念日で授業ないねん」

な、なんじゃこりゃ。まさか・・もうおわかりだと思うが、これ、ツーショット。そう、妻は私に隠れてサクラのアルバイトをしていたのだ。妻は女子大生からデパガ、バスガイド、美容師、さらにはスチュワーデスまで演じきっていた。まったく、感心してしまつほどの化けっぷりである。ただ、これには不思議と腹は立たなかった。

お互い、月の小遣いは決して多くないし、妻の性格からして、きっとバイトと割り切っているのだろう。オマェも大したやっちゃなあ。思わずそう声をかけたくなるが、当の本人は、隣で口をポカンと開けて夢の中だ。
浮気発覚で沸き起こったある奇妙な感情

その会話は盗聴3日目、3本目のテープの前半に入っていた。

「おはよ」「声まだ寝てるやん。そんなムリにかけてくれんでも」

「声聞きたかったんや。さっき配送終わったし。今日は幼稚園行ってへんの」

「うん、今日は遅めに行って早く帰ってくるのよ。もうヤだわあ。ねえゴハン食べた?」

「まだ」「食べにくる?」「子供おるのに恐いわ(笑)。メール読んだ?」

「よんだよ」「だから今日は会えへんねん」「そっなの…残念やわ」

ツーショットじゃない。明らかに浮気相手との会話だ。相手の名剛はわからないものの、会話の内容から前日に会ったこと、また朝方に仕事が終わることや相手が運送業の人間あることが想像つく。それにしてもナンだ、このスケべったらしい声は。聞いているだけで虫酸が走ってくる。いったいオマェは誰なんだ。沸き起こる怒りを抑えつつさらにテープを進めると、会話の最後で妻の決定的な一言が。

「ミノル君、明日はあえないの」

やっばりな。タイミング的にいって、こいつしかありえない。しかし、私は妻をとがめなかった。

怒りと落胆が飽和点に達していたことは確かだ。が、このときすでに、しばらくこの2人の会話を聞いてみたいという、他人には説明しようのない奇妙な感情が芽生えつつあったのだ。
メールのミノルと思いきや・相手は同名の援交男
盗聴5日目の夜、いつものように、寝ている妻の横でその日録れたテープに聞き耳を立てる。

「メール届いた?」「まだや」

「ウソォ。でも2、3分でイクと思うわ」「…オレ並みやな」

「いやん、もう」「よー言うわあ。昨日、いっしょにバイク乗っとったとき、チンコ触ってきたくせに」「ジャマしたろかな思うて」

「待てへんやったろ。ホテル入ったら、ヌレヌレやったもん」「ナニいってんの」

どうやら昨日、ホテルに行ったらしい。時間的には娘が幼稚園に行っている間うまり朝9時から昼2時の間か。頭の中で、顔も知らないミノルと妻が絡みあう。とそこで、あることを思い出した。妻は、エッチのときに自分の肩を男に噛まれると異常に感じるのだ。もしや、ミノルにも・・

私はテープを止め、横で寝息を立てている妻のパジャマのボタンを外し、そおっと覗いてみた。が、見えない。暗過ぎてよくわからない。かといって、へタに触ったり、電気を付けたりすると起きてしまう。しょうがなくヘッドフォンを耳に当て、再びテープを回すと、今度は実に意外なやりとりが聞こえてきた。

「メールの男はあったんか」「のぎへんの方のミノル君?まだ会ってないねん」

「ああ、そう」「うかんむりの方だけやわ」なんとミノルは2人いたのである。相手はてっきりメル友の方と思いきや、そうじゃなかったらしい。しかし、こんな偶然って・・そしてこの後、さらにショッキングが私を撃っ。

「でも不思議なもんやねえ」「なんや」
「最初はアルバイトやったのに」「ホンマやなあ」

「割り切りゆうのも、なかなか難しいもんやね」「じやあ、またお小遣いやらなイカンなあ」「いらんわ、もつすぐダンナ、ボーナス出るねん」

一瞬、耳を疑い、何度も同じ箇所を聞き直す。ツーショットのサクラである妻が、援助交際でミノルと知り合っていたーこの事実を飲み込むまでにいったいどれほどの時間を要したろうか。ああ、なんたることだ。妻よ、オマェは自分の体を売ってまで金が欲しいのか。ちなみにそのときのテープは、次のような会話で終わっていた。

「最近、ダンナとエッチしてるん?」

「なんか、それがねえ。今週は毎日ヤってんねん。前までは週1回やったのに」

「元気やなあ」「なんかな、『自分のカミさんが他の男とヤってるのを想像したら興奮すんねん』って。ヘンやろ」
この清楚な雰囲気がテレクラ男の琴線に触れたのだろうか
「バカ、オマェそれバレてるんちゃうか」思わず、ピンポーンと咳く私。イイ勘をしていやがる。男の言うとおり、連夜の盗聴で得た奇妙な興奮は、夜のお勤めの回数となって現れていたのだ。
男に作った弁当を娘に食わすとはナニゴトだ

ツーショットのサクラから援助交際を経て本格的な浮気へとのめり込んだ我が妻。衝撃的な裏の顔が発覚したにもかかわらず、私は連夜、盗聴テープを聞き続け、その不可解な興奮を彼女の肉体で満たした。んなアホな。そういわれても仕方がない。私自身、どうかしていると思う。

自分の女房が他の男に抱かれておもしろいわけはないのだが、一方の妻は、こちらがイライラするほど、何も気づいていない。ミノルが「絶対にバレてる」といくら脅しても「平気、平気」と、まったく動じない様子だ。ただ、そろそろ限界かなという思いもしていた。やはり、モノには限度がある。今のうちに火を消しておかないと、軽いヤケド程度じゃ済まなくなる。そして決断の時がやってくる。

その日、仕事が早く終わってタ方6時ごろ家に帰ると、娘が重箱でメシを食っていた。正月のおせち料理などのお重である。どうしてワザワザこんなものを使うんだろうか。「オイ、なんでこんなお重で食わしとるねん」私の問いに、妻は何食わぬ顔で答える。「ああ、このコ、ムチャ好き嫌い多いやろ。こうやって分けてやると目先変えて食べてくれるかなあ思って」

さすがに子供のことはちゃんと考えてるんだな。といったん感、心した私だが、その昼の分の盗聴テープを聞いて激怒した。

「ねえ、1時間でもいいからウチ来なよ」「ホンマにええんか」

「うん。お弁当もう作ってしもたわ。ちゃんとお重に入れてんねんでえ」コイツ…。結局、今日、男と会えなかったからといって、弁当を娘に食わせていたのか。一瞬、寝ている妻を叩き起こして張り倒したくなる。が、そこはグッと我慢。私は眠れぬまま、朝が来るのを待った。―明日、絶対に言ったろ。明日や―--
翌日の土曜、子供を別室に寝かしつけ、テレビを見ていた私は隣で雑誌を読んでいる妻に向かってつぶやいた。「今日、休みなのかなあ」「え、何が?」

「うかんむりの方のミノル」「……」そのとき妻が見せた表情を私は一生忘れない。

あまりの驚きに肌が歪み過ぎて、笑っているかのようだった。

「チビに何を食わすんや。それ誰のために作ったんか全部わかっとるんやぞ。普段の行動見ればわかる。ふざけんなー」大声で怒鳴る私に、「許してください」と泣き崩れる妻。「いいや、もう絶対別れたる。月曜日、ハンコ持って役所行くで。離婚や、離婚ー」もちろん、別れるつもりなど毛頭ない。浮かれていた妻を少しイジめてやりたかっただけだ。ただ、盗聴のことは黙っておいた。これをいえば、問題がややこしくなる。「奴隷でもええから使って。浮気しても、女連れ込んでもええから、一緒にいて」

アホかと突っ込みそうになるのをこらえつつ、結局、話し合いは2時間でお開き。

「今度したらホンマに離婚や」との私の言葉に、妻はこれまた見せたことのないような安堵の表情を浮かべ、頭を下げた。

後日、妻には内緒で、私はミノルに電話をかけてみることにした。自分の妻との関係は修復したからそれでいいのかもしれないが、やはり浮気相手のことが気になってしょうがない。

「ミノルさんですか。私、夫の方ですねん。わかりますでしょ?事情は全部っちの嫁から聞いてますよ」

「……そうですか。大変申し訳ございませんでした」

テープのにやけは打って代わり、声は冷静で、受け答えも極めて常識的だった。

「ウチ、相当モメましてん。だから、ちょっと話し合いさしてもらうかな思うて。そちらの奥さんも交えてな」

「いや…それだけは・・」

盗聴テープの会話で、ミノルの妻が妊娠9カ月であるのはすでにわかっていた。さすがに、そんな大事を抱えた嫁さんに今回の一件をブチまけるほど私も鬼じゃない。ミノルをちょっと懲らしめてやりたかっただけだ。次の日、頼みもしないのにミノルから10万円が家に送られてきた。別に受け取るつもりはなかったが、「どうしても気が済まない」と引き下がらなかった。妻によれば、ミノルとは計4回エッチしたそうだ。

詫び料の10万を回数分で割ったら、最初に彼女が相手からもらった援助額と同じになるところが何とも皮肉である

★最近読んだ心理学の本によれば、自分の妻の浮気を知って興奮するのは、性的なものから来るのでなく、過度のストレスが原因だという。毎夜の楽しみだったはずの盗聴テープは、知らず知らずのうちに、私の自尊心を抑えつけていたらしい。