出会い口説きALLOK

デキル男のためのライフスタイルマガジンです。裏モノJAPAN監修の出会いや口説きに体当たりで挑戦したブログです。

口説きたい女に限ってどうして「みんなで行きましょう」と返ってくるのか

学生時代の後輩クンが3対3の飲み会を開いてくれた。大企業に勤める彼は顔が広く、知り合い女性を3人集めてくれたのだ。
後輩とはいえ、そいつももう30代後半。どうせトウの立ったオバちゃんばかりが来るんだろうと、さほど期待もせず出向いたところ、そこにとんでもない美女が1人いた。アヤパン似の32才、名前は仮にアヤとしておこう。
丸顔のOLで、ときおり言葉を発する以外はほとんどしゃべらない物静かな女性だ。めちゃくちゃタイプだ!前回の反省会をふまえ、飲み会ではできるだけ神経質な一面を見せないようにふるまい、失礼な発言をしないよう口数を減らすことにした。女性陣の目には紳士的な男として映ったことだろう。
飲み会はさらっと終了し、全員でラインを交換して、翌日すぐにアヤパン攻撃だ。
〈赤澤です。今度飲みに行きませんか?〉
返事は翌日に来た。
〈はーい。またみんなで飲みましょう!〉
この返事はどう解釈すればいいのか?
オレは2人きりで飲むつもりだったのに。
ここでヘタに動いてはチャンスを逃すことにもなりかねない。担当サトウ氏に電話で相談しよう。         
●オレ
○サトウ氏
●これってどうなんでしょうかね?
○そりゃ、もうあかんわ。
●なんでですか?
○みんなで、って言ってきてるんやろ?2人はイヤってことやん。
●イヤとは書いてませんけど。
○書いてなくてもそういう意味やねん。あきらめろ。 
わずか一通のラインで美女をあきらめろと言うのか。この人は頭がオカシイんじゃないのか。 でもしかし、「みんなで」と書いてあるのを無視するわけにもいかないので、しばらく時間を置いてから何食わぬテイでまたデートに誘うとしよう。
3日後、ラインを送った。
〈こんにちは。おいしいパスタの店を見つけたので、食べに行きませんか?〉 
返事は翌日だ。
〈いいですね〜。みんなの予定が合えばぜひ行きましょう!〉
2度も「みんな返し」されるってことは、やはりサトウ氏の言うとおりなのか。もう一度相談だ。
●またみんなで行きましょうって言われましたよ。
○パスタをみんなで食うわけないやろ。断られたってことや。
●いや、でもいきなり2人は怖がってるのかもしれませんよね。
○イマドキそんな32才おるわけないやろ。往生際が悪いねん。あきらめろ。
この人は、正しいことを言ってるのかもしれないが、その言い方がいちいちシャクに触るのでこっちも反発したくなる。やはり汚れまくってる編集者には、アヤパンの純粋さは理解できないのかもしれない。 
彼女は、最初はグループで仲良くしてから徐々に恋愛に発展したがってるんだろうと理解し、またしばらく経ってからラインしてみた。
〈どうも。今度2人で食事でもどうですか?〉
あえて「2人で」のワードを入れて反応を待つ。すると、
〈またみんなで飲みましょう〉 
また「みんな」か!
バカの一つ覚えみたいに、みんなみんな連呼しやがって。
〈みんなは嫌なので、2人で飲みたいんですよ〉 
対する返事は、「うーん…」という顔をした動物のスタンプだった。さらに数日置いて、またライン攻撃だ。ここで怖気づいては、もう人生でアヤパンと結婚するチャンスなど二度とない。
〈赤澤です。今度一緒に飲みに行きませんか?〉
どうだ、そろそろ根負けするだろう。それともまた「みんなで」返しか?
返事は2日後に来た。
〈いい出会いがあったのでゴメンナサイ〉
ガーーーーン! いつ出会ってるんだよ!
このショックは大きい。オレより後に出会った男が、あっさり彼女を持って行ってしまったわけだ。あんなに「みんなで」を連発していたアヤパンが、その男には簡単になびいたなんて。 
この落ち込みを聞いてくれるのはサトウ氏しかいない。
●ショックですよ。
○完全敗北やな。
●ま、これで吹っ切れましたけど。
○てか、たぶんいい出会いなんかなかったと思うで。
●え?
○お前がしつこいから、あきらめさせるためにウソついてるんやろな。
●え、なんでそんなことするんですか。
○しつこいからやん。ま、ウソじゃないとしたら、今ごろその男に抱かれてるってことやな。ピンクローターぐらい使ってるかもな。
アヤパンの股間にローターが押し付けられてるシーンを想像して、思わずスマホを叩きつけそうになった。
「みんなで」としか言われなかった男と、早々とローターをクリトリスにあてがう男。この差は何なんだ。 いや、やはり「いい出会い」なんてのはオレを遠ざけるための作り話なのだと思っておこう。それはそれでショックだけど、ローター男の幻影に悩まされるよりはマシだ。 
渋谷の某所を歩いていたとき、とあるバーの前を通りかかった。カウンターに男どもが群がるように座っている。
ひょいと中を覗いてみたら、美女バーテンダーが1人で切り盛りしていた。なるほど、こりゃ男が集まるわけだ。
アヤパン無きいま、次の赤澤ノートに記す名前はこのバーテンダーしかいない。迷わず入店した。間近で見るバーテンダー北川景子にそっくりで、客の男たちが彼女目当てなのは明らかだった。どいつもこいつも若くて、今風のカッコをし、自信ありげでイヤミな野郎ばかりだ。 
ビールを一杯飲み終えるころには、もはや勝ち目なしとあきらめた。こんな連中を差し置いてオレが北川景子をモノにできるわけがない。
「どうしたんですか?沈んでますね?」 
景子がカウンター越しに話しかけてくれた。
「いや、彼女が欲しいんですけど、なかなか上手くいかなくて」 
自信家だらけの店内で、あえての逆張りで同情を誘う作戦に出てみた。 
冗談めかして彼女が言う。
「それならお金持ちになるといいですよ」
「あー、そんなもんですかね」
「私の知り合いでブサイクな男の人がいるんですけど、起業してお金持ちになったら、すごい可愛い彼女ができたんですよ」
「……」
「だからお金持ちになるといいですよ」
そう言って笑う彼女だが、これってどういう意味だ?
客のオレをブサイクと定義づけてないか?こんな無礼なバーテンがいてもいいのか!美人なだけで失礼千万な女と、それに群がるスケベども。こんな店、二度と来てやるもんか。