出会い口説きALLOK

デキル男のためのライフスタイルマガジンです。裏モノJAPAN監修の出会いや口説きに体当たりで挑戦したブログです。

ナチュラルメイクの素朴な雰囲気の美人店員と居酒屋デート

少々手の込んだ方法で手紙を渡してみたい。まず美人店員さんにこう尋ねる。「女性に贈りたいんですが、どれがオススメですか?」
そしてその商品を実際に購入し、「実はこれ、あなたへのプレゼントです」と、手紙と一緒に手渡すのだ。弘兼憲史の漫画『黄昏流星群』をヒントに思いついたこの作戦、お金はかかるけど、なんだか上手く行きそう!

f:id:torivian:20190308085449p:plain

平日の夜。待ち合わせの駅にやってきたのは、2番の彼女だった。お店で見たときと雰囲気が違ってナチュラルメイクの素朴な雰囲気。これはこれでけっこう可愛いぞ。まっすぐ個室居酒屋へと向かう。もうこの手紙ナンパも30数回目、最初の段階である程度、オチやすいかどうか判断しておくクセがついている。はたして彼女はお酒を飲めるのかどうか…。
「俺はビールで」
「私は…カンパリソーダで」
よしよし、第一関門はクリアだ。ガンガン飲ませていこう。彼女はその容姿に似合わず、ちょっとおかしな子だった。
「今日、公園で防災訓練があって、それに行ってきたんですよ」
「へー、職場のみんなで行ったの?」
「いえ、自発的に」
「へー、防災意識が高いんだね」
「っていうか…消防官とか自衛隊の人が来て訓練を教えてくれるんですけど、私、消防官が大好きなんですよね」
「え?」
「最初、街の自警団が火を消そうとするんですけど、全然消えないんですよ。そこに消防団がやって来て、あっという間に消しちゃうんです。水力が違うんですよ!」
違うんですよ!と力を込めて言われても…。不思議ちゃんなのかもな。過去に何度か遭遇したことがあるが、この手のタイプは、ジワジワ関係を作ってセックスに持ち込むというより、突如ヤれたりすることが多い。「え! このタイミングで?」みたいな。かと思えばいきなり連絡が取れなくなることもあるので、付き合い方が難しいタイプなのだ。
「そうなんだー。確かに消防士ってかっこいいよね」
「それでね、白バイの登場の仕方もすごいんですよ。ブーンって走ってきて、急停車しちゃうの」
うーん、こういう話題って、どういうふうに返せばいいんだろう。
「もしかして…消防士の彼氏とかいるの?」
消防つながりで恋愛トークへ誘導する。
「いないですよー。いたら来てないですよ」
「そうだよね。よかった」
こんなにカワイイのに、かれこれ1年は彼氏ナシの状態が続いているらしい。
「男性の客は来ないの?」
「来ますけど、9割が中国人です。大量に買ってネットで高く売ってるみたいです。あ、でも…一回、駅で待ち伏せされたことありますよ」
「え、お客さんに?」
「うん、山手線の中で『あれ?偶然ですね』って話しかけられたんですよ。そんな偶然なんてあります? 絶対待ち伏せされてたと思います」
「えーー! 怖いね」
俺も限りなく似たようなものだけど、ここは大げさに怖がっておかないと。
「でも今は彼氏とかよりも、チョーシンセーに夢中なんです」
「ちょう…え? 何?」
「知らないですか?超新星っていうKポップグループですよ」
「好きなメンバーとかいるの?」
「ジヒョクです!ジヒョクって、全然目立たなくて、プロモーションビデオで全く映らないこととかあるんですよ! 考えられます?」ある意味、消防よりもしょうもない話題に流れてしまった。またこっちのフィールドに引き戻さないと。
「じゃタイプはジヒョクみたいな人なの?」
「ううん。彼氏はヤダ」
「じゃあ彼氏はどういう人がいいの?」
「あんまりどういう人がいいっていうのはないです」
「…そっかー」
あまりこういった話題に慣れていない、というか男との距離感の取り方をよくわかっていないタイプと見た。こうなったら実力行使で行くしかないか。
「ちょっとトイレ行ってくるね」
と言って、戻り際に、彼女の隣に座ってみる。得意の作戦だ。
「え…なんですか?」
「いや、こっちのほうが話しやすいかと思って…」
「いや、近いです…」
思いっきり引かれてしまった。ここで強引にキスでもしようものなら訴えられそうな雰囲気だ。すごすごと前の席に退散するしかない。その後も彼女のノリがつかめないまま、攻め手を出せずにいると、「そろそろ帰らないと…」の一言で幕が下りてしまった。