出会い口説きALLOK

デキル男のためのライフスタイルマガジンです。裏モノJAPAN監修の出会いや口説きに体当たりで挑戦したブログです。

ぶっ倒れる客もいた合ドラバーの思い出

この記事は合法ドラッグが規制時代されていなかった時代の思い出の体験談です。その当時のものとしてお読みください。

店は歌舞伎町のど真ん中に位置する某テナントビルの中にある。週末の夜、左右をキャバクラに挟まれた店のドアを開けると、若い店員の兄ちゃんが現れた。
「いらっしゃいませ」「ここ、お酒飲めるんですよね?」
「はい、どうぞどうぞ」
目の前には広めのダイニングバーが。見た感じはカジュアルなダーツバーといった雰囲気だ。カウンターに20代と思しき男性客が2人、それぞれ静かに飲んでいる。とりあえず空席に座ってみるか。
「ハイボールお願いします」
「えーと、ハイボールってウイスキーにトニックでしたっけ?」
「いや、ソーダです。あとレモンと」
「すみません、ぜんぜんお酒のこと知らなくて。あの、レモンないんで勘弁してください」
やけにユルい店員だ。酒の作り方も知らずにバーをやってるのか。合法ハーブがないか聞いたところ、リキッドタイプとハーブタイプの両方があり、どちらも酒を飲みながら楽しめるとのことだ。
「じゃオススメのハーブください」
「弱いヤツ出しときますね」
店員さんが慣れた手つきでジョイントを巻いてくれた。ハイボールを飲みながらジョイントを一服してみる。確かに効きは弱いようだ。が、しばらくプカプカと吸い続けていると、ふんわりとした気分になってきた。
「おじゃましまーす」
突如、若い男性客3人組が入ってきた。どうやら生まれて初めてのハーブ体験をしにきたらしい。驚いた。そのうちの一人がハーブを吸った直後に、顔を真っ青にして地面にぶっ倒れてしまったのだ。ヤバイよこりゃ。が、店員の兄ちゃんは、男性に意識があることを確認すると、すぐにカウンターの中に戻って別の客と談笑を再開した。この手の事故には慣れっこなのかも。
残念ながら、女性客は一人も現れなかった。ラリったところを引っかけるつもりだったのに。アロマとあるけど飲んで大丈夫なのか?
翌週、再び店に足を運んだ。客は俺を入れて3人の男だけというお寒い状況だったが、深夜0時を回ったころに1人の女性客が迷い込んできた。20代後半の遊び好きなOLという雰囲気で顔もそこそこ。悪くない。
カウンターに座った彼女はカクテルを注文し、さらに小さなメニュー表を手に取り慣れた様子で指さした。小さな茶色い小ビンが目の前に置かれ、そいつをチビチビ飲んでいる。しばらく観察してみたが、待ち合わせというわけではなさそうだし、周りの男たちもナンパする気はなさそうだ。よし、突撃開始だ。グラスを持って彼女の席の横に付く。「こんばんは。ここはよく来るんですか?」
「うん、たまーに。まだ3回目だけど」
彼女の名前はユミ。ようやく合ドラが効いてきたのか、目をパチクリさせ、まったりとした独特の喋り方で答えてくれた。
「何飲んでるの?」「えーコレ」
彼女が見せてくれた茶色の小ビンにはピンク色の変な模様が描かれたシールが貼ってある。アロマって書いてるけど、飲んで大丈夫なのか。
「結構いい感じだよ」
「うそ、じゃ俺もユミちゃんと同じヤツ頼もうかな」
さっそくユルい店員さんに同じものを注文し、半分だけ飲んでみた。しばらくしてグラリと視界が揺れた。効いてきたみたいだ。
「あ、俺も来たよ。いい感じかも」
「でしょー」 と同時に、股間も疼いてきた。このまますぐにでもホテルに誘いたい気分だ。聞けば彼女、これから渋谷のクラブに1人で遊びに行くつもりだったらしい。
「1人で行くの?」
「うん、まあ行けば友達いると思うし」
「じゃ一緒にタクろうよ。俺も踊りたいし」
「えーホントいいの?」
「もちろん」
タクシーの中で濃厚なキスを交わしたところまでは上々の出来だったが、素直にクラブに向かったせいで途中からはぐれてしまった。やっぱあそこはホテル直行だったか。今も暇を見つけては合ドラバーに通っているが、女性客の数が少なく、あの日のような展開には至っていない。