出会い口説きALLOK

デキル男のためのライフスタイルマガジンです。裏モノJAPAN監修の出会いや口説きに体当たりで挑戦したブログです。

タダエッチのために警察手帳を利用していた本物の刑事がいつしか女に情が移って結婚してしまった

卒業してすぐ家出をしたワタシは、以来ずっとワリキリで生活をつづけていた。住む部屋もない完全な家出生活だ。20谷の出会い喫茶で指名が入った。相手は40才くらいの普通のオジサンだ。「できればコレで外出したいんだけど…」
おっさんはピースサインを見せてきた。2万もくれるんだ。ラッキー。そのまま近くのラブホに入り、先払いでお金をもらって、ちゃちゃっとエッチを終えた。さて、もう一人ぐらい相手を見つけるかな。あわてて帰り支度をすると、オジサンが言う。
「キミさ、いつもこんなことしてるの?」「は?」
「売春ってのは犯罪なんだよ。オジサン警察なんだ。すぐにそのお金を返しなさい」
なに言ってんだよこのオヤジ…と言い返す間もなく、目の前に黒い手帳をかざされる。警察手帳!?

「とにかく、この件は誰にも言わないから、渡した2万円を返すんだ」
「でも…」「言うことを聞いたほうがいいと思うぞ」
怖くなった私は言われるがままにカネを返した。
「今後もキミを監視しなければならないから、連絡先を教えなさい」
びびったワタシはケータイ番号とアドレスを伝え、逃げるようにホテルを後にした。オジサンからメールが来たのは、その2週間ほど後だ。
〈今週末、会えないか? この前の件で聞かなければならないことがある〉
どうしよう。行かなかったらやっぱり大変なことになるんだろうし…。渋谷で再会したオジサンはワタシの手をとって、そのままホテルに入っていった。
「ねえ、なんなの? こないだはナシにしてくれるって言ったじゃん」
「捜査の一環だ。いいから服を脱いで」
そう命じると、オジサンは自分も裸になって覆いかぶさってきた。もちろんお金なんてくれやしない。そんなことが月に一回のペースで続いた。何度も連絡を無視してやろうと思ったけど、やっぱり逮捕されるのは怖かった。ここまで読んだところで、
『どうせ警察を装った男にダマされた女だろ』と思われたかもしれない。ニセの警察手帳を信じたバカ女の話だと。実際、この話をしたときも
「そういうのはあまり珍しくないねぇ」と、途中でさえぎられかけたほどだ。違うんです。まだ続きがあるんです。
出会って半年が過ぎたころからオジサンからのメールがだんだん増えてきた。以前は会う直前に呼び出されるだけだったのに、頻繁に恋人同士のようなメッセージを送ってくる。〈また会えるのを楽しみにしている〉
〈なにか欲しいものはないか? 今度会うときに持っていく〉意図がよくわからない。これも捜査の一環とかいうやつ?そして年末、クリスマス前。
〈25日、また渋谷で〉当日、待ち合わせ場所に、花束を持った人が近づいてきた。オジサンだ。

「なにそれ?」「まあ、とりあえず腹ごしらえをしよう」
いつもはラブホに直行するのに、高そうなレストランに連れて行かれた。
「いままで本当に悪かった。でもキミのことを好きになってしまったんだ」「え?」「一軒家を買ったばかりだからそこに住めばいいし、貯金もある。欲しいものはなんでも買ってあげられる。だから結婚してくれ」
何が起こっているのか、さっぱり理解できない。結婚?ワタシと? 渡された花束の中には、丁寧な字で書かれたメッセージカードと一緒に、指輪が入っていた。この人、マジ?普通の女なら苦笑いしながら受け流すところだろうけど、部屋もなく、将来もまったく見えないワタシにとって、一軒家で買い物し放題の生活は魅力的だった。翌週、一緒にオジサンの実家に向かった。ご両親が笑顔で迎えてくれる。
「うちの息子なんかと一緒になってくれるんだって。本当にありがとう」「いえ、まだ…」「こんなヤツだけど、仕事はちゃんとしてるからな。警察は大変な仕事だけど、アナタは影でそれを支えてやってほしい」
そう、オジサンは本当に警察だったのだ。
ワタシたちは今年の1月に籍を入れた。21才と46才の年の差婚だ。同僚の手前、エンコー女と結婚したことはもちろん秘密だし、式も挙げてないけど、いまでは約束どおり何不自由のない生活を送らせてもらっている。つまりワタシのこの報告は、
タダエッチのために警察手帳を利用していた本物の刑事が、いつしか女に情が移って結婚してしまったという実話なのです。ちょっと面白くないですか?