出会い口説きALLOK

デキル男のためのライフスタイルマガジンです。裏モノJAPAN監修の出会いや口説きに体当たりで挑戦したブログです。

ナンパで出会った就職活動中の女子大生

30才になったのに、まだ彼女すらできていない状態だ。こんな事態、予想だにしなかった。30にもなれば結婚して子供の1人や2人はいるものだと思っていた。昨年末のクリスマスに引き続き、今回は、誕生日の思い出に付き合ってもらおう。
小学生のころは友人を招き誕生日会を開いたこともあった。学年が徐々に上がっていくのが素直にうれしかったころだ。女の子を呼んだことはない。というか小学生にはそんな発想すらなかった。

中学、高校になると、友達が誕生日を祝ってくれることもなくなり、彼女がいないオレにとっては、家族のみが頼りだった。でかいケーキを用意してくれた母親が毎年のように言う。「彼女やのうて、おかあさんと過ごす誕生日もまた格別やろ」この関西的なノリにオレは心底僻易としていた。

格別なわけがないだろう、毎日顔を合わせといて。東京に出て1人暮らしを始めると、その母親からの祝福もなくなる。20才の誕生日は、奥多摩の山中で、部(探検部)の先輩たちと一緒に迎えた。山の中では夕食が終わるとやることがない。会話がなくなってきたころを見計らい、オレは今日が誕生日だと告白した。
「実は今日、誕生日なんですよ。大学に入る前は彼女に祝ってもらえる姿を想像していたんですが、まさかテントで過ごすとはねえ」
「ふん、そうか。ケーキはないけど、甘いものあるから食べようぜ」
そう言うと先輩はスーパーの袋からゼリエースのメロン味を取り出した。
「どこで作るんですか?」
「川で冷やすんだよ。今、作ってやるから待ってろ」ゼリエースを握りしめた先輩はテントを飛び出し、川の方に走っていった。待つこと5分。先輩が満足げな顔で戻ってきた。「いま冷やしているからちょっと待って。川の温度だと時間がかかるんだよ」
当たり前である。

ハウス食品は川でつくるためにゼリエースを開発したわけではない。しかし、それでもオレは先輩の優しさに感謝した。その後は、例のごとく酒を飲みながら「彼女なんていつでもできる」「山は今しか登れない」といった励ましあいに終始した。そして気付いたら朝になっていた。誰もがオレの誕生日もゼリエースのことも失念していたのである。
朝食のラーメンをすすりながら、オレは先輩に尋ねた。
「あの、ゼリエースはどうなりましたか?」
「あ、そうだ。あの辺で冷やしておいたんだけど」
先輩の指さした方向に歩いてみると、確かに緑色のゼリーが川に置いてあった。中に黒いものが混ざっている。樹皮か?「誕生日おめでとう、さあ食え食え。俺たちはいらないから」ぬるいゼリエースを腹に放り込み、オレは20才の朝を迎えた。下山途中で激しい下痢に襲われ、帰京後、病院に行くと食中毒と診断された。いま思えば、オレの哀しい20代はこのときに予言されていたのかもしれない。

話を現在に戻そう。このような過去を背負っているだけに、そろそろ誰かに祝ってもらってもいいだろうという思いが今年は強かった。そんな中、6月の末にナンパで出会ったのが、就職活動中の大学4年生、洋子(仮名)である。

カトパンを崩したような容姿でかわいくもブスでもないが、人柄が良く何より肉付きがいいのが魅力的だ。こんな女の子から誕生日に「ケーキにする?それとも私?」な一んて言われてみたいものだ。ナンパをしたときはお茶を飲んだだけで終わり、2回目は中華料理を食べて終わってしまった。

どちらの日も、カラオケボックスやホテルに誘う機会を伺っていたのだが、セックスどころか手も握れていなかった。そこで3回目は六本木ヒルズで映画を見ることにした。ムーディーだしキスしやすいと考えた次第である。待ち合わせ場所に行くと、ワンピースに身を包んだ洋子の姿があった。オレのリクエスト通りの服装だ。今日はいけるんちやうか。
「ありがとう。希望通りのワンピースを着てきてくれて」
「そんなに喜ばなくてもいいんじゃないの?」
「いや、似合ってるよ。ええやん」
「あんまり服ばかりをほめられるのも複雑だなあ」いい流れ(?)のまま、映画『バットマン・ビギンズ』を鑑賞した後、展望台まで上った。東京の街並みを一望するふりをして、血眼になってキスする場所を目で探してみたがどこの国から来たのかわからないような団体もいて騒々しい。

とてもキスなんかできる雰囲気ではない。時間も早すぎたようだ。しかたなく、渋谷に移動して飯を食べた。就職活動がうまくいっていないと悩みをもらす洋子に人生の先輩としてアドバイスをしてやる。

「会社なんか星の数ほどあるよ。たとえば、座薬をスムーズに入れるためのクリームを作ってる会社もあるみたいだしね」「そんなとこヤダよ」
肩をバシバシ叩いてくる洋子。相当お酒が入っているのか、スキンシップが多くなってきた。時計を見れば、もう1時近い。電車がないだろうというタイミングを見計らって店を出た。果たしてJRの駅にはシャッターが下りていた。ヨミどおりだ。
「ああ、電車終わったわ」わざとらしくつぶやいてみる。「え〜、困るよ」
「オレはホテルに泊まるけどぶどうする?タクシーで帰るか」
「家まで遠すぎるよ。タクシーなんか無理だよ」
「じゃ、何もしないから、オーレと泊まろうよ。ホテル代は出したるし」
「え。漫画喫茶は?」
「オレは明日、大事な会議があるから寝たいんや。だから漫画喫茶なら1人で行って」いつになく強気に出たのが》功を奏し、ホテル行きがまとまった。途中、ホテル選びに慎重になりすぎて、「どこでも一緒でしよ。私、ここでタバコ吸っているから納得のいくホテルを1人で探してきなよ」と一喝されるハプニングがあったたが、気にはしない。5分後、ようやく納得したホテルを見つけ、洋子を迎え》に行くと、彼女は路上に座り込んでかなりグロッキーな状一態だった。

部屋に入ってからも、オレへのけん制か「眠い、眠い」を連呼する。あわててシャワーを浴び終えると、なんと洋子は深い眠りについていた。「もう寝たの?」小声で話しかけても返事はない。

これは「しめた」と思い、布団の中で洋子の下着を伺ってみると色は黒だった。黒は勝負の色、と何かの本で読んだことがある。やっぱ覚悟してたんやん。しかし眠っているところを襲い掛かるのは気が引ける。ここはひとまずオレも仮眠を取り、日の出とともに一戦交えるとするか。天下分け目の朝。まだ寝ている洋子に話しかけた。
「もう朝だよ」
「う〜ん、何時?」「8時だよ」肩を揺すりながら、徐々に手を胸のほうにすべらせていく。乳首に指先が触れてもまだ洋子は寝たふりをしている。指で乳首を転がしながら、もう一方の手でヒップをなでる。洋子は目をつむったままだ。そのまま手を股間のほうに持っていくと、ようやく反応を示した。

「何触ってるの」「いや、肌がきれいやなあと思って、手をすべらせていたんやけど……」答え終わる前に、ルルルと携帯が鳴った。「あ、目覚ましだ。私、これから就職のセミナーに行かないと」「え、これから?」「お昼からだけど、スーツに着替えないといけないから」

そう言って、洋子はオレを跳ね除け、身支度し始めた。チラシと下着の全貌を見られたのはラッキーだったが、そんなことに喜んでいてはいけない。
「そこが本命じゃないんやろ。サボったら?会社なんかいっぱいあるよ。座薬を入れる
ときにスムーズにするためのクリームを……」「その話は間いたよ。じゃ、またね。ご馳走さま」・・・・・