出会い口説きALLOK

デキル男のためのライフスタイルマガジンです。裏モノJAPAN監修の出会いや口説きに体当たりで挑戦したブログです。

サルサ教室と言う出会いの場

Kが妙なことを言い出した。
「最近さあ、サルサやってんだけど、かなり楽しいんだ」

「サルサって、踊りのか?」
「そう。半年ぐらいレッスンに行ってんだけど、やっと踊れるようになってきてさ」
何をとち狂ってサルサなんぞ習ってんだ。あんなもん、オッさんの踊りだろ。
「おまえ全然わかってない。半年で3人とヤレたし俺」
「え!」
半年で?おまえが?マジ?しかも、そのうち1人とはセフレの関係だって?うそつけ。「サルサは手を差し出すと、基本的に女の子は断れないルールなんだよ。それで一曲一緒に踊ってしまえば、簡単に会話できるだろ?」
「でも、そんなんでセックスまでいけるのか?」
「うん。しかも即」うらやましすぎだろ!
「来週、イベントあるから一緒行くか?」
「え、うん、まあ行ってもいいけど」

キャパー500人のメインフロアは、手を取り合って踊る無数の男女たちで埋め尽くされていた。若い女性の姿も!そして女性の前に右手を差し出すと、なんと彼女が自然にその手を取り、密着するように踊り出すではないか。工口女を前後左右に動かしながらクルクル回すK・女も目を見つめ合わせて微笑んでいる。どうなってんだよ
「ムダに話す必要ないんだよ。話は踊った後にすればいいんだから」
なんたる余裕。Kくん、いつの間にそんな大きな男になったのよ
「とにかく、まずは踊りを覚えることだな。ベーシックっていう基本のステップがある
んだよ。こうやって左足を1歩前に出して戻る、今度は右足を1歩下がってまた戻る。これを覚えれば違ってくるよ」
Kから簡単な手ほどきを5分ほど。これだけで、もう踊ってこいってか?
「わりーけど、おまえの世話をしてるヒマはないから」
面倒くさそうに言われ、オレは1人取り残された。まずは誘ってみるしかないか。が誰一人として、声をかけられなかった。他のペアのダンスを見れば見るほど、気持ちが萎える。絶対、あんな風には踊れないつす。誘ってもバカにされるだけつす。先生、いったいどうしたら上達できるんでしょうか。
「男の人は最初に覚えることが多いから、専門のダンススタジオかサルサバーでしっか
りレッスン受けてみるのがいいんじゃない?」
このとき、オレは本気でサルサを習う決意を固めた。ネットで調べたところ、サルサバーは六本木を中心にいくつかあり、毎日、格安料金でレッスンが行われていた。選んだのは、2千円前後で初心者のレッスンが受けられるという「G」だ。
初日、小箱のクラブみたいなGのフロアに、平日にもかかわらず、男女がレッスンを受けに集まっていた。数は少しだけ女性の方が多いようだ。女性インストラクターが前に出て、スピーカからサルサが流れ出した。
「初心者の方も、とりあえず真似をして動いてみてください」。
最初に簡単なステップ、後半は初心者と中級者に分かれ、それぞれペアでの練習が始まった。学生時代はバスケ部に所属してたオレ。運動はそこそこ出来るつもりだったが、ぎこちなく足元を見ながら動いているうち、小学生のとき、リコーダーの練習で何度も居残りさせられた経験を思いだした。あの縦笛の穴を押さえる指の動きが苦手なように、オレはサルサに関しても出来の悪い生徒のようだ。なんせ、基本となるべーシックステップすら上手くこなせないのだ
(他のみんなはかなり上手い)。先生によれば、まともに踊れるには「最低でも3カ月ぐらいかかるねえ」とのこと。続けられるか、オレ。結局、まったく上達しないままレッスン終了。この後はフロアで自由に踊っていいらしい。さっそく、一緒にレッスンを受けていた女の子を誘ってみる。
「お願いしま’す」「あ、はい」
彼女は笑顔で応じてくれたが、1分も持たなかった。サルサは基本的に男がリードす
るダンス。初心者同士の場合は特に。リードできなければ、女の笑顔も消えていくというものだ。社交ダンスでいう「壁の花」に成り下がったオレは、ただ指をくわえて、皆の踊りを見つめていた。

先ほどの彼女も、常連らしき男に誘われ上手に踊っている。さっきから、女性陣に言い寄られっぱなし。片手から両手、後ろに回して二回転。って、上手すぎ…。

あれだけ踊れれば女の子も股間が濡れてくるかもしれない。いやきっと濡れてるはずだ。フロアで汗を流し、ベッドで汗も流すのか。くそ、早く踊れるようになって、絶対、セックスまで持ち込んでやるぞ。