出会い口説きALLOK

デキル男のためのライフスタイルマガジンです。裏モノJAPAN監修の出会いや口説きに体当たりで挑戦したブログです。

不安をあおり団地に住む主婦をレイプする男

東京の足立区は放射線の多い『ホットスポット』の一つだと言われている。7つの区立小中学校で0.25マイクロシーベルトが計測された。砂場が使用禁止になっている箇
所も多かった。私はその足立区のマンモス団地に住む主婦だ。小さな子どもがいるので放射能は気にしていたけれど、まさかあんなことになるとは…。
平日昼間、団地の敷地内を歩いていると、1人の男から「この団地の方ですか」と声をかけられた。年齢は20代半ばから後半。えなりかずきを筋肉質にしたような風体だ。グレーの上下つなぎを着こなす姿は、まんま何かの作業員である。手にはアイフォンのようなサイズの小型の機材が握られ、腕には『調査』の文字の入った腕章が。
「私、放射線量の調査をしている者なんです」
「え!」
「ほら、足立区ってホットスポットでしょう」
彼は線量計(手に持ってる機材がそうらしい)を使って、このあたり一帯の放射線量を計測しているという。国や区の調査員なのかしら。
「奥さん……ですよね?失礼ですが、お子さんは?」
「は、はい。いま保育園に行ってますけど」
「そうですか…。もしお時間ありましたら、ご自宅も計測しますよ」
「え?」「小さいお子さんがいると、なおさら気になりますよね。でも、ちょっとした工夫で放射線被曝は防げるんです」
「……」 
一瞬迷ったけれど、せっかくの機会だからと、私は測定をお願いすることにした。男は部屋に入ると、室内を確認しはじめた。キッチン、リビング、子ども部屋…。ベランダへ向かった男が植木の上に線量計を置く。もし放射能に汚染されていたら、この機械が反応するらしい。
『ピピピピッ』
突如、大きな金属音が鳴り響いた。
「うぁ〜!奥さん、高いですよ。この土なんて、完全に汚染されてしまってますね」
「えっ。そ、そんなにヤバイんですか」
「ほら、これ見て」
男が液晶画面を見せてくる。数値は『0・21』。えっと、これはどういう…。
「0・21マイクロシーベルトってことですよ。福島ほどではありませんけど、かなり
のレベルです。この土はすぐに取り替えた方がいいと思います」
「は、はい!」
その後も男は排水溝や洗面台の上に機材を置き、数値を見せながらまくし立てた。
「残念ながら、内部被爆の危険が高いです」
「次に注意してもらいたいのは……」
「外と変わらない数値です」
だんだん不安になってきた。まさか自分の部屋がこれほどまで汚染されているとは。呆然とソファに腰をおろしたそのとき、耳元に吐息が吹きかけられた。
「心配しなくても大丈夫です。ボクの言うとおりにすればいいですよ、奥さん」
「はい?」
気づけば、男は私の背後にいた。両肩を掴まれ、抱きつかれる。
「な、なんですか」
「奥さん。不安でしょう。わかりますよ」 
男が胸を触り始めた。ちょ、ちょっと、何すんのよ!我に返った私が絶叫すると、男は廊下を猛ダッシュし、玄関から一目散に飛び出していった。 
私は夫と相談した上で、近所の警察に駆け込んだ。あの男、どうにも怪しい…。一部始終を聞き終えたところで、老年の刑事は頭を掻きながら呟いた。

「同じような事案の相談が他県でも何件かあったって聞いたな」
千葉県の柏市や流山の団地でも似たような件が報告されているという。
「同じ男が放射能の多いところを回ってるんじゃないかな」やっぱり。あの男、区の調査でも何でもなく、放射能をダシにして、家に上がり込んでくるレイプ犯なのだ。この犯人が捕まったという話は聞いていない。今もホットスポットを巡っているのかも。

※この作品は創作です。実在するものとは一切関係ありません。